選手のパフォーマンスの変化を検証

スポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」を運営する、株式会社運動通信社は平成30年度インターハイ「2018 彩る感動 東海総体」の全30競技のライブ映像&ハイライト映像を、サイト内コンテンツ「インハイ.tv」にて完全無料で配信。その中継開始に伴い、実際の高校生の試合で試合観戦によるパフォーマンスの違いを検証した動画を公開致しました。内容はハンドボールの全国的な強豪校「富山県立氷見高校ハンドボール部」にて検証。2チームに分かれての紅白戦を実施し、前半は無観客の状態で行い、後半開始前に205人の生徒がサプライズで観客としてコートサイドに出現。前半、後半でのパフォーマンスの違いを測定。

選手達には応援が来ることは知らされず、運動効果の測定として「Knows」を装着して試合を実施。試合の後半に突然、体育館を埋め尽くすほどの学校の生徒達が体育館に集まり応援を開始。選手達は突然の展開に驚きながらも、大勢から注目を浴びることでパフォーマンスが向上。前半と比べてより攻防が活発になり、多くの好プレーが見られました。

観戦により選手の身体機能が向上

測定数値としても、観戦による選手のパフォーマンスの向上が証明されました。走行距離は1.53km⇒1.73kmに、ステップ数は1486歩⇒1809歩に、心拍Zoneは87.83%⇒92.83%に、それぞれ格段に運動量・身体機能の向上が認められました。前半よりも更に心拍数が上がっているにも関わらず、後半の方が走行距離やステップ数が伸びていることから、「見られたこと・応援されたことにより、心拍が高い疲れている状況でも頑張れていた」ことが分かりました。検証を終えたハンドボール部の選手は「観客がいるとモチベーションも上がり、「良いプレーをしたい」という気持ちから自然と体が動いていました。全国大会は、もっとたくさんの観客の方がいると思うので、このチームならいつも以上に高いモチベーションで試合に臨めると思います。」とコメント。驚きながらも応援されながら行う試合を楽しんでいた様です。

※心拍Zone … 選手の心拍数を1〜5のZoneで測定。「心拍ZoneMAX」は最大心拍数200に達している割合の値。「心拍Zone80%」は心拍数160以上にいる割合の値。

インターハイ全30競技のライブ&ハイライト映像を完全無料で配信

1963年に誕生したインターハイは、今年で開催56回目を迎える歴史のある大会で、今回の夏季大会は7月26日(木)~8月20日(月)に行われ、開催 競技は全30競技、参加人数は選手、監督等合わせ35,000人以上にのぼります。全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイ.tv」では、高校生最大のスポーツの祭典であるインターハイ全30競技の試合の模様を、固定カメラによるライブ中継映像に加え、過去動画、注目競技や試合をフィーチャーした「デイリーハイライト動画」も完全無料で配信。また動画以外では、試合速報、フォトギャラリーも閲覧することができ、それら映像、情報は競技名や学校名からテキスト検索することが可能とのこと。

「応援は選手の運動量をアップさせる」事が検証動画で判明した今、改めて自分の出身地の学校や知り合いの選手を力の限り応援したくなりますね。

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