生活習慣病予防

チアシードは現代人に不足しがちな油と言われているオメガ3系脂肪酸の1つであるα-リノレン酸を多く含んでいます。α-リノレン酸は体内に入るとEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)へと変換され、コレステロールや中性脂肪を低下させ血液をサラサラする・血管を柔軟にするなど働きをもたらすことで動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病予防に有効とされています。
オメガ3系脂肪酸に加え、チアシードにはビタミンEと結びつき老化を遅らせるセレニウムやポリフェノール類などの抗酸化物質が「通常の食品の2倍以上」と称されるほど多く含まれています。これら成分の働きによって酸化ストレスによる老化防止やがん予防に役立つ食材としても注目されています。

腸内環境の改善

チアシードにはグルコマンナンが含まれています。
グルコマンナンは、食物繊維の一種でこんにゃくにも含まれている成分、チアシードを水に浸すとあらわれるゲル状の物です。
人間はグルコマンナンを消化できる酵素をもたないため、高粘度のまま胃や小腸を通過し、便とともに有害物質を排出して便秘を解消します。
また、チアシードには不溶性の食物繊維であるセルロースとリグニンも含むため、より腸内環境の改善に有効です。

疲労回復

人間の体内で合成することのできない必須アミノ酸は9種類ありますが、チアシードはこのうち8つの必須アミノ酸を含む、18種類ものアミノ酸を含有しており「植物性タンパク源としては奇跡的」とも言われています。必須アミノ酸は筋肉や神経伝達物質の原料となるほか様々な働きがあり、私たちの体を健康な状態に保つために必要不可欠な栄養素です。
代表的な必須アミノ酸と効果としては、BCAAと呼ばれるロイシンやバリンなど筋肉の増強・疲労回復に関わるものや、セロトニンの原料となるトリプトファン、糖質の代謝に関わりホルモンや酵素の原料にもなるリジンなどがあります。

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