最近よく話題になる「孤食」とは、、、

「孤食」とは、家族と一緒に暮らしているにもかかわらず、1人で食事をすることを指す言葉です。近年、核家族化やライフスタイルの多様化により、家族がそろって食事をする団らんの機会が減り、食生活も多様化しています。一人で食事をする「孤食」や、同じ食卓に集まっていても、家族がそれぞれ別々のものを食べる「個食」が増え、家族そろって生活リズムを共有することが難しくなっているようです。

「孤食」が及ぼす心身への影響や問題

人間は家族単位で食べ物を分け合って食べてきた「共食」の生き物と言われています。食事は生きる上での中心的な行動であり、これが乱れることで生活リズムが乱れ、その他の生活習慣までをも脅かすことになります。これは肉体的なことだけにとどまらず、精神面においても情緒不安定になりやすいなど多くのデメリットを生み出します。また、食事はコミュニケーションをとるためにも重要で、学びの場としての機能を持つため、これが失われることで子供の発達にも大きな影響を及ぼすと言えます。

また、成人後の孤食では、男性は一人暮らしの場合、孤食でない人に比べて2.7倍うつになる可能性が高く、一方の女性は同居または一人暮らしに関わらずこ食の場合1.4倍うつになりやすいようです。孤食では「共食」によって受けられるコミュニティへの所属意識や、サポート受けていると実感を得られる場が失われてしまっているそうです。

「孤食」の原因と対策は

孤食化の原因としては、現代のライフスタイルの変化にあると思われます。女性の社会進出によって共働き家庭が増え、子どもを持たない選択をする家庭も珍しくなくなってきました。シングルマザーなどのひとり親世帯など、子どもがひとりで食事しなければならない状況は増えていると言えます。

独身の一人暮らしで自宅はもちろん、外食でも一人席に座ることで孤独を覚えてしまっている場合や、高齢者であれば、配偶者を亡くし、家族とも疎遠になってしまっている場合など、このような状況にある方は現代社会において増加傾向にあります。

では孤食に対して、私たちはどう対策していけばよいのでしょうか。子供の場合、都合が合わずに食卓を一緒に囲めなければ、子供が食事をするときに見ることができるようにメッセージを添えるのが良いそうです。子供が携帯電話やスマホを持っている場合には、メールやLINEでタイミングよく、「いただきます」や「ごちそうさま」の挨拶を交わし合うだけでも違うそうです。ただ出来れば、少しでも供食の機会を増やしたり、クリスマスやお誕生日など、家族のイベントはできるだけ予定をあわせて、ちょっと豪華な食卓を囲むようにしましょう。また、独身の一人暮らしや高齢者の場合は、皆で食事をする機会を設けることが大切です。

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