今週末は東京競馬場にて3歳牝馬クラシックの頂上決戦とも言える第79回優駿牝馬が開催されます。昨年は桜花賞で惨敗だった2歳時の女王ソウルスターリングが意地のはしりを見せて、オークスを制した感じでした。今年のクラシックレースの初戦の桜花賞では新たな産駒が名を連ねる中で、その内のロードカナロア産駒でもあるアーモンドアイが後方から一気に強襲し差し切っての勝利でした。そしてオークス。距離がグンと伸びて2400m府中舞台に繰り広げられます。今後の古馬G1戦線でも中距離路線を勝ち抜くための重要なレースにもなるオークス。今年はどの馬が王冠を手にできるのでしょうか。今回は厳しい流れとなったクイーンカップで善戦したオハナと、前走のフローラステークスでは物凄いポテンシャルを発揮したサトノワルキューレについて書いてみようと思います。

長距離色が開花した!?オハナ

新馬戦、菜の花賞と好位から突き抜けて勝っているオハナも出走予定です。前々走のクイーンカップにおいてはかなりのハイペースの流れで8ハロン中で5ハロンが11秒台と基礎スピードを問われているなかで4着と善戦。マイラー色強いテトラドラクマを相手にしたというのと、馬場が高速であったためタイムも出やすい環境であったのは間違いないですが、その中でもきっちりとやれているところをみれば基礎スピード面においては問題ないレベルにあるのかなと。実際にマウレアにも先着しているあたりを見ればわかるように、ハイの流れからの末脚もしっかり引き出せているのでこれは!と思ったほどでした。しかし、距離延長のサンスポ賞フローラステークスでは16頭中14着と大惨敗。実際にペース自体はスローで流れたというのもあってかどうかですが、追い負けしてしまっている感じでした。クイーンカップからすればトップスピードの質自体は悪くなかったのですが、この日は全くの精彩を欠いていた感じです。出し切って良いタイプなのかなとも思えますが、もしかしたらですが、母ハウリオの血を引き継いてでいるとしたのならと考えると、もう少し距離があっても良いのかなと。父はディープインパクトですので、距離に関して言えば中距離適正。中距離でもハイで流れる傾向のあるレースであれば狙っても良いのかなとお見ますが、今回のオークスではどうかなと。

2強に割って入れ!サトノワルキューレ

ミルコが賢い馬と豪語しているサトノワルキューレも出走予定です。馬がどんどん変わっており、とても成長力があるとのことです。前走のフローラステークスの2000mでは短い気もしていたとミルコg言うように、2400mへの距離延長はサトノワルキューレにとってプラスにしかないようにも思えます。やはり比較は2強のアーモンドアイとラッキーライラック。桜花賞はマイルということで本格的な比較対象にはならないと思いますが、前半かなりハイで入って消耗はしていたとしてもアーモンドアイはラストで10秒台を出してきているので、距離延長に関しては間違いなくプラス。そしてギアチェンジもしっかり出せているにで、オークスの途中の中緩みからの再加速も問題なくこなしてくるはず。ラッキーライラックとの比較でも桜花賞では前目にいた馬がきつく伸びない中で、ラッキーライラックはしっかり2着までしぶとくやり過ごしているようにポテンシャルから言えばラッキーライラックを上位にとりたい感じです。サトノワルキューレの枠が中枠の8番ということで、スタートの悪いサトノワルキューレにとって良いのか悪いのかといったところで、ゲート次第で明暗が分かれる可能性がありそうですね。うまく出れば、リリーノーブルと合わせた状態の中団好位からいける感じになると思うにで、その時はもしかするとと期待はできます。逆にゲートが悪く後方からになると・・・難しいかなと。アーモンドアイ、ラッキーライラックは2頭軸。あとはリリーノーブル、オールフォーラブ、そしてサトノワルキューレ、トーセンブレスあたりで拾う感じですかね。

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