スプリント王はレッドファルクス
マイル王はペルシアンナイト
中距離王はシュヴァルグラン
長距離王はアルバート
そして先週末の中京競馬場にて開催された今年のダート王決定戦のチャンピオンズカップで見事に優勝したのはゴールドドリームでした。名前のように、まさに金の夢を叶えた結果となりました。コパノリッキーが最高のスタートを切ったことでコパノリッキーが作るレースのペース配分。消して遅いラップではなく、ある程度は流れた状態での展開となりました。中弛みは多少あったものの、展開的には基礎スピード面は問われることなく徐々にペースがジワッと上がっていく展開でした。その結果、逃げ軍団の前残りが多く、逆に末脚軍団は打ち消されてしまった内容だったのかなと思います。

こんな時もある!サウンドトゥルー

人間にも絶好調と絶不調があるように、馬にもあると言ったところでしょうか。何もかもがかみ合わないとこうなってしまうのだなと感じざる得ないレース内容でした。
スタートからやや出遅れた感じで、そのまま無理することなく後方でレースを展開するカタチに。その中でロスなく内内をついて3コーナーへ。本来、この辺からペースをあげて前がかりになっても良いところですが動きはなく4コーナーへ。勢いに乗れないまま直線に突入。JBCクラシックでも見せてくれた追込みを期待しつつ動きをじっと見ていたのですが、伸び自体もジワジワといった感じで、まったくターボがかからずそのままなだれ込むかのようにゴール。気がつけば2番人気を背負ったが11着フィニッシュ。距離が短い云々ではなく、単純に調子が悪かったと とえらえています。次走に期待です。

最高の末脚でダート王に!ゴールドドリーム

思えば2月のフェブラリーステークスのゴールドドリームに始まりチャンピオンズカップのゴールドドリームで終わると言ったカタチとなったダート界。やはり軽視してはならない存在だったとしか言いようのない結果でした。しかしフェブラリーステークス後のドバイでは15着と惨敗し、その後、帰国後も調子の出ないままでここまでやってきた感じです。また騎手もフェブラリーステークス勝ったコンビのM.デムーロではなく、ムーア騎手に乗り替え。ここ最近のムーア騎手は一時期の勢いがなく、むしろルメール騎手やデムーロ騎手も方が唸らせる手綱捌きが多いので、馬の状態と騎手t9のコンビネーションで、どうしても軽視してしまったところ。また、マイル路線でのゴールドドリームに着目していた点から、1800mでは少し難しいのかなと感じていました。
9番枠からかなりの出遅れといった状態でのスタート。そこから押して二の足で中団まで持って行けたのがまず勝利への道だったのかなと今は思えます。いるもの感じからいくと、後半バテる要素となるので、今回はゴールドドリームの連対はないと思ったほどです。しかし、4コーナーを回って直線でうまく外に振り、アウォーディーの外から一気に伸びて、ラスト200mでまとめて差しての鮮やかな勝利といったところでした。
結局はムーア騎手の手綱捌きが冴え渡った結果でした。難しいですね。

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やはりキレ勝負となるとエピカリスでしょうか。