レアルマドリードが欧州3連覇達成!!

5月26日、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝がウクライナ・キエフで行なわれ、レアルマドリードが3—1でリバプールを下し、3年連続13回目の欧州制覇を果たました。

今大会を2連覇中のスペイン・リーガエスパニョーラのレアルマドリードが王者の貫禄を見せつけるのか、イングランド・プレミアリーグのリバプールの勢いがそれに勝るのかが注目された一戦。決勝としては、チャンピオンズ・カップ時代の1980-81シーズン以来となる対戦となりました。試合はリバプールのエース、サラーの負傷退場により、レアルが優位に試合を運びましたね。後半、レアルが先制。直後にリバプールが追いつくも、レアルは途中出場のベイルが決勝点を含む2ゴールで3シーズン連続、最近5年で4回目、通算13度目となるヨーロッパ王者に輝きました。

エースの負傷退場とミスが響いたリバプール

立ち上がりから攻勢に立ったのはリバプール。エースのサラーが攻撃を牽引しレアルの脅威となりました。高い位置からプレッシャーをかけてレアルに攻撃のかたちを作らせず、ボールを奪うと素早く縦にボールを繋ぐリバプールは、分厚い攻撃からサラー、マネが立て続けにフィニッシュまで持ち込むなど、完全に主導権を握っていました。

しかし、26分にレアルのセルヒオ・ラモスともつれて倒れたサラーが左肩を負傷し、無念の退場。レアルに圧力を与えていたサラーがいなくなったことで、ここから試合展開は大きく変わり、次第にレアルのペースとなって行きました。

前半こそ0-0で、守備面で高い集中力を見せていましたが、後半、リバプールの守護神・GKカリウスのミスから先制点が生まれます。51分、レアルクロースが縦パスを送るが、これはカリウスが難なくキャッチ。これはすぐに前の味方に繋ごうとカリウスはボールを投げますが、寄せていたベンゼマの伸ばした足にボールは当たり、無人のゴールへ。不用意なプレーでしたね。まさかの展開でリバプールは先制点を許すことになります。

途中出場のベイルが圧巻の2ゴール!!

しかし直後の55分、リバプールはCKをロブレンが頭でゴール前に落としたところを、マネが素早く合わせてコースを変え、レアルのゴールをこじ開け、同点に追いつきます。ここからリバプールの高いプレッシングも息を吹き返し、互いに譲らない試合展開に。

ところが、途中出場のベイルが一気に試合の流れを引き寄せました。61分にピッチに投入されたベイルは、64分、左サイドからのクロスに反応。鮮やかなオーバーヘッドで合わせ、ゴール左隅に突き刺しました。ベイルはさらに83分、左サイドから思い切ってミドルを放ち、これをカリウスが抑え切れずに、後ろに逸らし、決定的な3点目を奪いました。試合はこのままレアルが3-1で勝利し、前人未到の欧州3連覇を達成しました!

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