サッカーにおける戦術、ドン引き?組織的?
サッカーの戦術について、見方によって様々な考え方があると思い、まとめました。
Jリーグが開幕して2週間
これは昨年、私が観戦した試合です。冒頭、まず伝えたいのが、私は清水エスパルスのサポーターです。今年も開幕して2週間がたち、思うところがあり、まとめてみました。いち素人の考えですので、その点関してはご理解、ご了承ください。
そんな私が応援している清水エスパルスは、ご存知の通り、今年はJ2リーグで戦っています。
Jリーグが開幕してからおよそ20年、1度もJ2リーグを経験していない4チームだったわけですが、落ちてしまった現実は受け入れるしかありません。
そして2016年2月28日J2リーグ開幕を迎えます。
開幕戦は清水エスパルスのホーム、IAIスタジアム日本平に愛媛FCを迎えての試合です。
結果は0-0のスコアレスドロー。
この結果を受けて両チームの監督の言葉が印象的でしたので、紹介したいと思います。
勝ち点3に値する勝ち点1
私の気になった両チーム監督の試合後のコメントを紹介する前に、サッカーの勝ち点について少し説明します。
Jリーグでは、勝ち点制を用いていて、勝者には勝ち点3、敗者には0、90分を戦って決着がつかない場合は引き分けとし、両チームに勝ち点1という形になります。
そして、この試合後の愛媛FCの木山監督のコメントがこちらです。
「清水に力があるのは分かっていたので、勝ち点1が勝ち点3に値すると選手に伝えていた。この勝ち点1が次の試合につながるようにしたい。」
この言葉の通り、試合の後半から中盤の守備的役割のポジションを3枚に増やし、カウンターを狙っていました。
この試合をテレビで見ていた私が清水サポーターという贔屓目で見ても、試合を支配していたのも清水で、内容的に圧倒していたのも清水でした。
ただ、点が取れませんでした。
一方で清水エスパルスの小林監督は、このようにコメントしています。
「(相手の)運動量も落ちたと思うが、ここまで引くかなと。」
このあと細かい戦術的な話をしていますが、私が気になったのはここです。
テレビで見ていた私は、内容的に圧倒していて、いつか点が入る、そう思っていました。
ただ、結局点が取れず、スコアレスドローに終わり、愛媛FCの木山監督のコメントを見ると、支配させられて、最後のフィニッシュのところはがっちりと守られた。ボールも回されていて、相手の術中にハマってしまったのではないか。
J2リーグでは、引き分けも良しとするチームがある。ということを認識させられました。
引き分け狙いはドン引き?組織的守備?
冒頭にも話したように、私は清水エスパルスのサポーターということもあり、試合を見るといってもJリーグでは清水エスパルスの試合くらいしか見ません。他のチームの試合の様子がわからないのが申し訳ないです。
Jリーグの各サポーターがよく書き込みをしている掲示板があり、私もたまに覗くのですが、J1リーグから降格し、J2リーグで戦うようになったチームは相手が守備的な戦術をとるとドン引きサッカーという方がいらっしゃいます。
実際、私もドン引きサッカーという表現を使っていたことがあります。
ただ、今回愛媛FCとの試合を見て、愛媛FCから見ると組織的に守った。
監督のコメントを読むと作戦通り引き分けたとも捉えられます。
実際、W杯のアジア予選が始まり、日本と対戦するチームが格下のチームだと相手は自陣のゴール前を固めて引き分けを狙っているのが露骨にわかる試合もあります。
守備的戦術をドン引きという表現は相手チームに対して失礼な表現だと感じました。
守備的戦術をとるチームは、チームとして相手との力関係を考えてそういった戦術をとっていると。
その守備的戦術をどのように打ち破るのか、そういった楽しみをもって今年の試合を見たいと思います。
サッカー観戦の楽しみ方がまた一つ増えたように感じます。
サッカーだけでなく、様々なスポーツで、普段と違う視点で見ると違った楽しみ方が増えるかもしれません。
いろんな視点で、スポーツを楽しんでください。
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