毎年恒例の5月病。病状はなんとなく知っていても原因はそこまで・・・っ方はまずは原因を知っておきましょう!

5月病とはなにか?

進学に就職、転勤や異動など、4月は、新しい環境で人間関係を築いたり新生活が始まったりして、普段よりも気を遣ったり忙しかったりする時期。中には新しい環境に適応できずにストレスを抱え、体調を崩したり、気分が落ち込んだりしてしまう人もいます。

また、受験や就職など、それまでの大きな目標を達成して、燃え尽き症候群になり、新しい目標を見つけられないことが原因になることも。これらは新しい環境に慣れてきた夏ごろから症状が緩和してくるという人も多い一方、中には重症化してうつ病になる場合もあります。

なぜ5月病になってしまうのか・・・

4月に始まった新生活からくるストレスこそが主要因。これまでは高校や大学の新入生や新入社員など若い人に多いとされていましたが、五月病は必ずしも新人だけの病気ではありません。
・自分が他部署に異動した。もしくは上司や同僚、部下などが異動して来たために、職場環境や仕事の進め方が変わった
・昇進して仕事上の責任が増えた
・子どもの受験や入月・卒業などでプライベートが忙しかった
など、この時期大きな変化に見舞われた人も、五月病になる可能性があります。注意するべきなのが、一見おめでたい変化でも五月病になる可能性があるということ。

人は生活に大きな変化が起きると、新しい環境に適応するために心も体も緊張・警戒した状態を作ります。これは脳の自律神経のうち、緊張や興奮しているときに優位になる交感神経が活性化している状態。身体能力や集中力を高めるアドレナリンややる気や意欲を高めるノルアドレナリンが多く分泌されることで、血圧や脈拍が上昇し、筋肉の緊張度や脳の覚醒度が高まります。
4月からこの状態が続き、疲弊してくるのが5月。さらにGWが重なることで一気に気が緩むことで抑うつ状態になる人が多いとされています。

5月病になりやすいタイプと病状

五月病になりやすいのは、几帳面で責任感が強く、それゆえに周囲の期待に応えようと頑張りすぎる人。また、内向的な性格で感情を表に出すのが苦手な人、まじめで我慢強い人などが多いと言われています。

5月病の病状

体の不調
・めまい
・吐き気
・胃痛
・頭痛
・肩こり
・食欲不振
・寝つきが悪い、夜中や早朝に目が覚めるなどの睡眠不調

心の不調
・なんとなく気分が落ち込む(抑うつ)
・無気力になる
・人と会うのがおっくうになる
・集中力が下がる
・イライラする
・疲労感がある
・焦りや不安がある

5月病は放っておくと大変

五月病の症状はうつ病に似ています。ただ、うつ病と違う点は、新しい環境に慣れるにしたがい、1か月~3か月ほどで症状が緩和する点。五月病である適応障害では、ストレスの原因から6か月以上離れれば症状は持続しないとされています。しかし、6か月以上症状が続く場合はうつ病など、重症化したために別の診断名が付く可能性もあるので、ただの五月病だからと言って油断は禁物ですので、気をつけましょう!

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