アーモンドの力
食べやすいナッツとしてお馴染みのアーモンド。チョコレートとの相性も良いです。ちなみに日本では炒るもしくはローストしたものが主流ですが、産地では生アーモンドを塩ゆでしたりして食べているそうです。
生活習慣病予防
アーモンドの代表成分とも言われるビタミンEは100gあたり31mgで、23粒食べると1日の摂取目安量(7mg)を全てカバーできるほど。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれる脂溶性ビタミンで、活性酸素による酸化ダメージから体を守ってくれる働きがあります。加えてアーモンドの皮の部分にはポリフェノール類(フラボノイド類)が多く含まれていますし、フラボノイドとビタミンEを一緒に摂取することで抗酸化作用がアップするという報告もあることからアーモンドは優れた抗酸化食材とされています。また近年はアーモンドにAGEs(終末糖化産物)の生成抑制作用があるという報告もあり、抗糖化の面からもアンチエイジングにも期待されています。
アーモンドの脂質中に多く含まれているオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸は、ドロドロ血液のもとになる悪玉コレステロールの減少効果や血栓予防効果があると考えられています。ビタミンEやポリフェノールによる抗酸化作用も過酸化脂質の生成を抑制することで血管・血流を健康に保つサポートをしてくれますから、合わせて高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防としても効果的だそうです。
動脈硬化予防に
アーモンドは、オレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸も豊富です。
不飽和脂肪酸は、アーモンドのような種実類、油脂類に多く含まれています。
不飽和脂肪酸は、血中コレステロール血を抑制する効果、悪玉コレステロールを除去する効能があります。その結果、動脈硬化や高脂血症、糖尿病などの予防に効果的と言われています。
さらに、オレイン酸には腸のぜん動運動を促す働き、リノール酸には脂肪の燃焼を助ける効能なども持っています。
ちなみに、オレイン酸は朝食に食べると善玉コレステロール値がアップすると言われています。オリーブオイルの主成分でもあるので、摂取しやすい栄養素かなと思います。
アンチエイジング
ビタミンEやポリフェノールを豊富に含むアーモンドは肌の抗酸化=酸化ダメージによるシワやたるみなどの老化現象を抑制する働きも期待されています。またアーモンドは肌老化・黄くすみの原因となる糖化を防ぐ働き、血行促進により肌の新陳代謝を高める働きなども期待されていますから、若々しい肌を保つサポートとして注目されています。
抗酸化作用は過酸化脂質の生成抑制にも繋がりますし、アーモンドには過酸化脂質の分解に関与するビタミンB2も豊富に含まれています。このため大人ニキビの予防や改善にも効果が期待できますし、便通改善からも肌荒れやニキビ予防に繋がるそうです。そのほか貧血や血行不良の改善による乾燥やくすみ改善・ホルモンバランスが整うことで肌のバランスが良くなるなど、アーモンドは美肌作りにおいても様々な嬉しい働きが期待出来ます。
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