美味しいけど、プリン体が心配!「明太子」
先日、出張で博多に行ったので「明太子」を買ってきました。ご飯がいくらでも食べれちゃいそうですし、パスタに和えたり、美味しいですよね。でも、心配なのはプリン体です。
「明太子」のプリン体は決して多いわけではない?!
「明太子」というとプリン体が心配ですよね。魚卵にはプリン体が多く含まれていて、これが痛風の原因になるという話はよく聞きます。
プリン体は様々な栄養成分の総称で、プリン環という化学構造を持った物質が、プリン体と呼ばれています。実はプリン体自体が痛風の原因になるわけではなく、プリン体が体内で分解されできる「尿酸」が痛風の原因となるそうです。
食材のプリン体の量は、その食材に含まれる細胞の数が多いほど多いと言われ、例えばイクラ一粒と鶏卵一つに含まれるプリン体量は同程度らしいです。これは、それぞれ一つの細胞とみなすことが出来るからで、プリン体は細胞の中でも特に細胞分裂が盛んな部位に多く含まれると言われています。
生物においてもっとも細胞分裂が盛んに行われるのは、生命誕生までの間で、例えば卵や卵子自体は一つの細胞ですが、生命誕生までの間に何万兆、何十万兆という数まで細胞分裂を繰り返します。そのため細胞分裂が盛んな卵にはプリン体が特に多く、明太子やイクラのような魚卵はその小さな卵を一度に沢山食べることから、プリン体を過剰摂取してしまうと言われています。
ただ、健康体の人はそこまで気にする必要はないそうです。実は、魚卵に含まれるプリン体量は特別多いわけではなく、例えば明太子100gあたりのプリン体量と健康食の代表格と言われる鶏ささみのプリン体量はほぼ一緒らしいです。もちろん少ないわけではありませんが、「明太子」のプリン体含有量は、決して多いわけでもないそうです。
「明太子」は低カロリー・高タンパク・低脂質?!問題なのは、、、
ちなみに「明太子」は、ご飯のお供としてはもちろん、ダイエット食材としても取り上げられる「納豆」と比較しても、悪いものではないんです。カロリーと三大栄養素で比較すると、「明太子」は納豆よりも低カロリー・高タンパク・低脂質で、全ての栄養素において「納豆」よりも健康的な食べ物と言ってもいいのです。
ただ一つ残念なのは塩分が多いことです。「明太子」の塩分は納豆の2000倍を優に超えるらしいです。流石に食べ過ぎは不健康と言わざるをえませんね。
DHAやEPA、ビタミン・ミネラル類が豊富!!
「明太子」に含まれる栄養素の中で特徴的なものとして、DHAやEPAなどがあります。どちらも魚に多く含まれている栄養で、明太子にもたくさん含まれています。DHAの効果は脳の活性化を促し、EPAには悪玉コレステロールの減少させる働きがあると言われています。
また「明太子」だけで、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの9種類のビタミンが摂れ、亜鉛、カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル類も豊富に含まれているんです。塩分さえなければ、、、と言ったところですね。「明太子」を食べる際は、他の塩分を控えめにするなどの工夫が必要なようです。
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