東洋医学では、春は解毒機能をもつ肝臓の働きが活発になり、冬に溜まっていた老廃物や毒素を排泄するといわれています。
そして、旬の春野菜には肝臓の機能をサポートする働きあるといわれています。

そんな旬の春野菜はどういったものがあるのでしょうか。

春もの野菜

新じゃが、新たまねぎ、春キャベツ、春にんじん、春しいたけ・・・一年中店先に並ぶ野菜にも、この時期に出回るものだけは特別に「新」や「春」といった冠をつけて呼ばれるものがあります。

いずれも通年出回るものに比べ皮が薄く、甘くてみずみずしい、そして柔らかいのが特徴で、玉ねぎ、キャベツ、にんじんは、生のままでもおいしく食べられます。

また、たらの芽、わらび、こごみ、うるい、行者にんにく、ぜんまい、
ふき、つくし、よもぎなど、人の手で栽培される野菜に対し、春の山菜は、特に栄養豊富で苦味や渋みが強いものが多いです。
山菜に含まれる栄養は、冬の間に溜まった老廃物を排出し、体を冬の眠りから目覚めさせてくれます。

春野菜の主な働き

春野菜の持つ苦み成分は「植物性アルカロイド」と呼ばれ、カラダの細胞内に溜まった余分な熱や水分を外に出してくれる働きがあり、主な働きは以下の通りです。

・解毒作用
・脂肪の分解
・利尿作用

春野菜は苦みだけではなく、水分を多く含みみずみずしいのも特徴のひとつ。
春キャベツは冬キャベツに比べるとふんわりと葉の巻きもゆるく、とても柔らかい。甘みが強いので、スープなどやさしい味わいが欲しいお料理におすすめの食材です。
新タマネギはふつうのタマネギにくらべて水分が非常に多く辛味が少ないのが特徴。そのため新タマネギは野菜室で保管し、できるだけ早めに食べるのがおススメ。普通のタマネギのようにネットに入れて常温で長期保管しているとすぐに腐ってしまうので気を付けて下さいね。

まとめ

いかかでしたでしょうか?

旬のものは美味しいからという理由ではなく、その季節にあった効果を与えてくれるので、旬なんですね。
冬に溜め込んでしまった老廃物などは、旬の野菜体内から出してしまいましょう!

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