「納豆」独自の栄養、ナットウキナーゼ!

カラダに良いとされる食品の筆頭格に挙げられる「納豆」ですが、納豆独自の栄養素であるナットウキナーゼに注目です。ナットウキナーゼは、大豆を製造する過程で作られるため、納豆にしか含まれていない栄養です。他の食品からは摂取できないため、納豆独自のものなんだそうです。

ナットウキナーゼは、血栓を予防したり、血栓を溶かす酵素を活性化させる効果があります。そのため、血液をサラサラにする効能があり、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など血管系の病気を予防する効果が期待できます。

筋肉や髪、皮膚を健康に保つ植物性タンパク質が豊富!

「納豆」の原料である大豆には植物性のタンパク質が非常に多く含まれています。通常、タンパク質は肉や魚、乳製品など動物性の食品に多く含まれている栄養なのですが、大豆は植物性食品の中で例外的にタンパク質を多く含みます。

植物性のタンパク質は脂質をほとんど含まずに摂取できるため、貴重な栄養源と言えます。脂質を含まずにタンパク質だけ摂取できるとは、効率が良いですね。筋トレやダイエット中の方、アスリートの方なんかにおすすめの栄養です。「納豆」に含まれているタンパク質は主にカラダの主成分となる栄養です。筋肉や髪、皮膚、爪を健康に保つ効果があります。

大豆に含まれている注目の栄養素イソフラボンにも凄い効果が!

イソフラボンとは、納豆の大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることから近年、注目されている栄養で、更年期障害や骨粗鬆症の予防などの効果などが挙げられます。

また、イソフラボンには強い抗酸化作用があり、老化を防止するアンチエイジング効果やコレステロール値の抑制、免疫力を高める効能などもあります。

記憶力の向上、認知症の予防効果も!

リン脂質の一種でリン酸と脂質が結合してできた栄養成分であるレシチンには、アセチルコリンという記憶に関係した神経伝達物質の生成を促す作用があり、記憶力の向上や認知症の予防に効果が期待されます。レシチンが「脳の栄養素」とも呼ばれているゆえんはこのためです。

記憶力の向上に役立つため、受験生やビジネスマンなどにおすすめの栄養です。また、認知症の予防にも役立つため、高齢者にも良いですね。レシチンは大豆に含まれているため、納豆のほか、豆腐や豆乳、おからなど大豆製品であれば同様の効能が期待できます。

悪いとこはないけど、注意するとすれば、、、

もはや悪いところなしの「納豆」ですが、ダメな食べ方があります。まずは「加熱する」こと。納豆に含まれているナットウキナーゼは加熱することで栄養効果が減少してしまいます。効果的に栄養を取り入れたいなら、そのまま食べましょう。また「常温で放置する」のもNGです。納豆菌は常に生きていますので、常温で放置してしまうとさらに発酵が進んでしまいます。アンモニア臭が強くなってしまった納豆は当然、風味が落ちてしまいますので注意してください。さらに「食べ過ぎ」も注意です。納豆を食べすぎると、大豆イソフラボンの過剰摂取につながります。イソフラボンの過剰摂取は女性ホルモンの働きが活発になりすぎてしまい、生理周期を狂わせてしまうきっかけにもなるので、食べ過ぎには注意しましょう。

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