花粉症と肌荒れの関係
鼻水・くしゃみだけではなかった花粉症の症状
花粉症皮膚炎の原因とは?
花粉症皮膚炎は、なにが原因で起こっているのでしょうか?花粉自体が原因であったり、もしくは花粉症対策に付随してくるなにかであることもあります。
●花粉自体がアレルギーになっている
卵アレルギーや小麦アレルギーなど、世の中にはさまざまなアレルギーが存在します。そのひとつに、花粉に反応してしまうアレルギー体質の方もいるのです。
花粉が肌につくことで、肌が敏感に反応してしまうことがあります。アレルギー体質の方は、その反応によって肌荒れが引き起こされている場合があるのです。
また、乾燥肌や敏感肌、アトピー体質の方は、花粉症からの肌荒れを起こしてしまいやすいようです。
なぜかというと、外からの刺激に敏感に反応して肌トラブルを起こしてしまうのは、肌のバリア機能が低下している状態だからです。
乾燥肌や敏感肌の方は、ホルモンバランスの影響、生活習慣の乱れ、スキンケアが適切でないなどの原因で、肌のバリア機能が低下してしまうことがよくあります。
なので、バリア機能が低下している状態で花粉が肌につくと、その刺激をダイレクトに感じてしまって肌トラブルとなってしまうのです。
●乾燥によるもの
花粉症が起こる季節は、たいがい春ですね。まだまだ肌寒い日も多いでしょう。そんなときは空気も乾燥しています。
この乾燥により、花粉による肌トラブルが起こりやすくなっている場合です。
前項で、乾燥肌の方は花粉症からの肌荒れを起こしやすいと解説しました。乾いた空気により引き起こされる肌の乾燥が、乾燥肌の方と同じような状態になっている場合です。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下して、外からの刺激に大変弱くなってしまいます。バリア機能の低下が花粉症からのトラブルに繋がる場合があるのでしたね。
症状がひどい場合は病院へ
ケアや予防をすることは大切ですが、かゆくてたまらない、ひっかいてキズができてしまっている、赤みがおさまらないなど困ってしまうほどの肌荒れを引き起こしてしまったら、きちんと病院にかかりましょう。
保湿ケアはあくまでも予防にすぎません。症状が進行してしまったら、お薬でしっかり治すことが必要になってくるのです。
花粉などのアレルギー検査をしてくれるところもありますので、花粉にアレルギーがあるのか、またどの花粉に反応してしまうのか、一度検査を受けるのも良いでしょう。
花粉症からの肌荒れを『花粉症皮膚炎』と呼ぶことや、その原因やケアについて見てきました。
「花粉症で肌荒れ?」と思ってしまうような関係性ですが、ちゃんと原因があったのですね。
花粉症のくしゃみや鼻水だけでもわずらわしく、イライラしてしまいがちだというのに、肌荒れまで起こると「もうやめて!」という気持ちになってしまうかもしれません。
花粉症の季節をできるだけ穏やかに乗り切るためにも、花粉症皮膚炎のケアや予防をしてみてはいかがでしょうか。
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