昨年最下位のヤクルトスワローズ

昨シーズンは、主力級の選手が相次いでケガをし、5月30日のオリックスバファローズ戦から6月10日の千葉ロッテマリーンズ戦までの間に10連敗、7月1日の阪神タイガース戦から7月21日の阪神タイガース戦の間に14連敗を喫し、最終的には球団ワースト記録となるシーズン96敗と大きく低迷し、3年ぶりの再会となってしまいました。また、ホームラン数、得点数、チーム打率がリーグ最下位になってしまうなど、不甲斐ないシーズンを昨シーズンは送ってしまいました。
しかし、今シーズンのヤクルトスワローズから一味違う空気を感じます。まずはメジャーリーグから復帰した青木宣親選手の加入と、監督、コーチ陣の一新。今シーズンのヤクルトスワローズは期待できるかも??
ここでは新たに加わった豪華なコーチ陣を紹介していきたいと思います。

宮本慎也1軍ヘッドコーチ

現役時代は、遊撃手部門で6回、三塁手部門で4回ゴールデングラブ賞を受賞した守備の名手。守備もさることながら、打撃面でも規定打席に到達したシーズンで4回の打率3割を記録しており、社会人出身ながら2000本安打を達成しているヤクルトスワローズのレジェンド。
人格者でもあり、契約時の提示金を自ら減額を申し出て、その減額分を2軍の球場のフェンス改修費用に充てるよう、球団に申し出たエピソードがありました。また、6代目プロ野球選手会会長、全日本のキャプテンを務めるなど、高いキャプテンシーを発揮していました。
今シーズンからヘッドコーチに就任し、選手を厳しく鍛えていますが、しっかりした理由に基づいて指導しているため、選手からの信頼も大きいと言われています。昨シーズン低迷したチームを這い上がらせることができるか楽しみです。

石井琢朗1軍打撃コーチ

現役時代は、横浜ベイスターズ、広島カープで活躍し、プロ24年間で、盗塁王4回、最多安打2回のタイトルを獲得。当時の横浜ベイスターズのマシンガン打線の切り込み隊長を務め、日本一にも貢献したベイスターズのレジェンド。通算安打数は2,432本で、プロ野球歴代14位の記録の持ち主でもあります。
現役引退後は広島カープのコーチに就任。2016年のシーズンから広島カープの打撃コーチに就任し、現在の12球団屈指の攻撃力を誇る広島カープ打線を作り上げた功労者でもあります。
今シーズンから、ヤクルトスワローズの1軍打撃コーチに就任。もともと打撃力が高いヤクルト打線ですので、石井琢朗コーチの就任により、さらなる底上げが期待できますね。

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