高校時代

入学と同時にバスケ部に入部するが、半年で野球部へ転部し、1年後にはエースとなり、3年春に市内大会で優勝する等野球の神様が呼んでたのかもしれません。140km/hのストレートを武器にエースで4番としてノーヒットノーランも達成の活躍。習志野高校のチャンステーマ「レッツゴー習志野」は、現在も福浦の打席で応援歌として使われる事があり、自身も「思い入れがあり、力になる」と述べている位地域密着の名選手ですね。このドラフト会議での最終指名者となり支配下登録選手枠70名の最後という扱いで背番号は70番でした。
残り物に福があるではなく、福浦選手があるでした。

実はピッチャー出身

入団してすぐに肩の故障に悩まされ、投球練習がほとんどできない状態に陥り、当時二軍打撃コーチだった山本功児さんに打撃を認められ打者転向を決めたそうです。プロ野球だけでなくどの仕事も本当に人との出会いで変わりますよね。補強やシーズン中に母親を亡くすいう不幸に見舞われてもレギュラーとして定着し、オールスターに出場するなどメンタルの強さ、プロ意識の高さには感動したものです。前年の悔しさをバネに翌年には激戦の中首位打者を獲得。本当惹きつけられてしまいます。

特徴

安定した縦軌道のスイングから広角にライナーではじき返す打撃が特徴。ボールを捉える技術に長けておりバッティングに関しては天才的なセンスの持ち主で、バットコントロールは天性のものだと評されていました。腰痛や年齢的な衰えなどからフォームは見直されていったそうで、その努力、工夫が長く続けられる秘訣なのかもしれません。打撃だけではなく、一塁の守備は柔らかいグラブさばきと正確なスローイングに定評がります。
均整のとれた体型やルックスで足が速そうに見られることがあるが俊足ではなく通算盗塁数も少なく、走塁に対する意欲は高くないのは意外ですね。2000本安打、心より応援してます。

関連するまとめ

今や投げる人が少なくなったカーブを操った名投手達その①

今は希少価値の高い球種となったカーブを操った名投手たち。

2023年MLBシルバースラッガー賞決定

シルバースラッガー賞は優れた打撃成績を残した選手に送られる賞

打球にグローブを投げつけて止めるとどうなる

野球のルールが記載された「公認野球規則」にはグローブなどを投げてボールを止めた時のルールも記載されています。