はじめに

一級品のフォークボールを投げるピッチャーがいたら、プロ野球選手でもわかってても打てないと言われるのが「フォークボール」ですね。テレビで観ていても、なんで打てないんだよ!とテレビの前で叫んだお父さん達は多いですね。そんなフォークボールについて少し紹介したいと思います。

由来

アメリカの野球用語fork ballから。forkは食事のときに使うフォークのことで、指で挟む握り方がフォークに似ていることから名付けられた。
ただし、アメリカでは「フォークボール」とはあまり呼ばず、2本の指が大きく開いた様子から、「割れる、裂ける」の意のsplitを用いて、「スプリッター(splitter)」と呼ぶ方が一般的である。

投げ方

ボールを人差し指と中指の間に挟んで投げる。ボールがあまり回転せず、打者の手元で落下する変化球。

フォークボールと言えば

村田兆治

村田兆治と言えば、独特のフォームから繰り出されるボールは威力抜群。こんな逸話もフォークボールの握りを深くしようとするあまり、人差し指と中指の間にナイフで切り込みを入れたこともある。習得後も、右手の中指と人差し指の間に牛乳瓶や特注の鉄の球を挟んだり、ドアを開けるときもノブを中指と人差し指で挟んで開けるなど、日々のトレーニングを欠かさなかった。夫人によれば、村田が中指と人差し指でビール瓶をはさむと、夫人が引っ張っても抜けないという。

野茂英雄

トルネード投法で今でも記憶に残る投手の1人ですね。フォークボールとSFFはスプリッターとまとめて扱われることが多く、日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった野茂英雄らのフォークボールもスプリッターと呼ばれました。

佐々木主浩

大魔神と言えば佐々木主浩投手ですね。握力が非常に強く、佐々木の投げる落差の大きなフォークは、「2階からのフォーク」とも形容された。三振を奪うための速いタイプとカウントを取るための遅いタイプがあり、手首を固定せずフォーシームの握りで速球を投げるようにスナップを利かせて回転をかけることで投げる140km/h前後のフォークと、スナップを抑えてほぼ無回転のチェンジアップ気味のフォークを投げ分けてました。

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