栗とは

栗は、ブナ科クリ属に分類される種子の一種です。栗は、外側のいが部分が皮、殻が果実、中身が種子でこの種子を食用にしています。
栗とは、中国が原産のブナ科に属する落葉樹の果実で、いがに包まれているのが特徴です。栗は、イガで覆われているだけでなく、栗自体も硬い「鬼皮(果実部分)」に包まれ、さらに種子は「渋皮」に覆われています。
日本では縄文時代の遺跡からも発見されており、古くから食用として愛されてきたものだということが分かります。国内では、北海道西南部から本州、四国・九州に分布しています。また、中国や朝鮮半島、アメリカやヨーロッパなど世界中広い地域で食べられています。
あまり知られていませんが、栗にもいくつかの種類があります。大きく分けて「日本栗・中国栗・ヨーロッパ栗」の3つです。とくに日本栗は、芝栗を改良し粒が世界一と言われるほと非常に大く、さらに皮が剥きにくいのも特徴です。

日本の栗は、渋皮ごと煮る甘露煮や茹で栗、栗きんとんや栗ごはんとして、中国栗は薄皮が剥きやすく焼き栗に最適です。ヨーロッパ栗は、焼き栗やマロングラッセが最適で、海外ではモンブランなどスイーツ系の食べ物に用いられることの多い食材です。

栗の栄養素

栗に多く含まれるビタミンB群は、疲労回復やスタミナアップに効果的です。
夏の疲れが出る秋口には、疲労回復のためにも意識して摂取したいビタミンB群が、栗を食べることで簡単に取り入れらます。
また、美容面でも効果の高いビタミンCも豊富。夏の暑さで疲れたお肌の回復のためにも、ビタミンCは積極的に取りたいものです。
通常は熱や水に弱いビタミンCですが、栗のビタミンCはでんぷんにうまくコーティングされているため、壊れにくいそうです。
さらにその他にもカリウムやビタミンDなど、健康のために欠かせない栄養素が豊富。
でもカロリーはやや高いので、食べすぎには注意が必要な食材なんです。

更に渋皮には

渋皮には、ワインにも含まれているポリフェノールの一種であるタンニンがたっぷり含まれています。
タンニンは高い抗酸化作用があるので、体のサビを予防します。
また、肌のシミやしわに対してもうれしい効果を発揮します。
渋皮煮を作る際に、ワインを使えばさらにポリフェノール量UPが期待できます。
さらに、栗の渋皮から抽出される栗渋ポリフェノールには、成人病予防効果もあるそうで、血糖値の上昇を抑える効果が高いそうですよ。
美肌のためにも健康のためにも、栗の渋皮煮は有効ですよ。

栗の渋皮にこんな効果があるとは
知りませんでした。
渋皮煮、作ってみたいと思います。

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