菊花賞・天皇賞秋・エリザベス女王杯・ジャパンカップ・有馬記念と、今年クライマックスに向けて始動する初戦として京都大賞典が設けられている感じです。その京都大賞典が来週月曜日の体育の日に、京都競馬場にて開催されます。そして、この京都大賞典で1着馬となった馬には、天皇賞秋の優先出走権が与えられることになっています。どちらにせよ、今年末のレースを占う上でも重要なレースとなりますね。
昨年はキタサンブラックがアドマイヤデウス、ラブリーデイ、サウンズオブアースを制し優勝。1着とったキタサンブラックは、ジャパンカップへ、そして有馬記念といったローテーションを踏みました。そのキタサンブラック、今年は既に天皇賞秋への出走が明言されいるようです。そのキタサンブラックが待つ天皇賞秋の優先権を取得できるのはどの競走馬となるのでしょう。
以下が出走登録馬です。

アクションスター
カレンミロティック
サウンズオブアース
シュヴァルグラン
スマートレイアー
トーセンバジル
ハッピーモーメント
バロンドゥフォール
ヒットザターゲット
フェイムゲーム
プロレタリアト
マキシマムドパリ
ミッキーロケット
ラストインパクト
レコンダイト

以上、15頭の登録馬です。

スタミナ勝負ならキングカメハメハ産駒!?ミッキーロケット

この京都大賞典というレースは、スピード型というよりは、昨年のキタサンブラックのように総合型が勝てるレースなのかなと思っています。スタミナ面とパワー面を大きく影響するといったレースになるので、やはり血統に注目してしまうところですね。その中で、京都大賞典の勝率が良い産駒はキングカメハメハということのようです。昨年3着のラブリーデイもキングカメハメハ産駒でやはりこのラブリーデイもタフなレースになればなるほど結果残してきた競走馬でした。今回の出走メンバーのキングカメハメハ産駒はヒットザターゲット、マキシマムドパリ、そしてミッキーロケットの3頭。その中でもやはり注目は、最強世代と呼ばれる4歳馬の一角を担うミッキーロケット。昨年の神戸新聞杯でサトノダイヤモンドとの叩き合いの勝負となった直線ではそのスピードの質とタフさを見せつけた場面となり、今年は日経新春杯で早々と重賞制覇しています。その2レース共に今回の京都大賞典の舞台である京都競馬場ということで、レース場との相性は抜群に良いはず。あとは和田竜二騎手がどう乗りこなすのかなといったところ。個人的にはゲートが全てかなと思うところで、ゲートを難なくこなして前目のポジションを確保できるようであれば、そこからのギアの入れ替え等はそこまで苦にしない馬なので対応はしてくるかなと思っています。マークする相手をシュヴァルグランにあるとしたら、尚更前に出してはいけない相手となるので、前半は脚を多少使ってでもポジショニング重視してもらいたいところですね。
個人的には絡めていきたい一頭です。

得意の京都競馬場でG1初制覇なるか!?シュヴァルグラン

メンバーみた上で、無視できない競走馬というのは毎回何かしらのレースでいつわけですが、この場合は間違いなくシュヴァルグラン、サウンズオブアース、ミッキーロケットといった重賞レースの常連さんとも言えるメンバー。その中でも成長しているのがシュヴァルグランかなと思っています。距離面で見てもハーツクライ産駒というのを諸に受け継いでいる感じで問題なく、どちらかといえばステイヤー寄りの脚質でライバルは意外にもアルバートあたりなのかなと思えるので、もう少し距離があっても良いのかなとも思っています。圧巻は天皇賞春の2着。この時の1着のキタサンブラックは全てが噛み合った感じで強さを見せつけられたので、あのレースをやられてしまっては流石のゴールドアクターやサトノダイヤモンドでも太刀打ちができなかったレース。それでも食い込んだのがこのシュヴァルグランということになります。この時は完全にサトノダイヤモンドを封じたと言っても良い神騎乗を見せた福永騎手の手腕による要素もかなり含まれているのですが、その要求にしっかり反応できる馬個体の能力も良かったというのも評価したいところ。しかしコンビの福永騎手は盛岡の南部杯にいくことで、今回はデムーロ騎手が初騎乗というコンビとなります。何なら不安要素はそこかなと思うところですが、間近で何度もシュヴァルグランを見ているデムーロ騎手ならやりこなしてくれると期待です。問われる能力は前半の基礎スピード面でポジショニングが重要になってくると思われますので、二の足をどのように捉えているのかも着目したい点です。天皇賞春の3200mのように距離があってこの馬個体の能力が出てくるので、果たして2400mでパフォーマンスを発揮できるかという点をしっかり周りとの兼ね合いを考慮していきたいところですね。

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