9月14日にタイガースの安藤投手が引退がわかってから約1週間も経たずにタイガース一筋17年狩野選手も引退会見を行いましたね。スーツ姿で会見に臨んだ狩野選手は「今はスッキリしている。決める前は葛藤もあったけど、決めてからは思い切って野球が出来ている」と爽やかに話しました。2000年にドラフト3位で入団した狩野選手は、捕手としてタイガースの絶対的キャッチャー矢野選手がいましたが、2009年には矢野選手の故障もありましたが、正捕手として開幕スタメンマスクを被るなど、タイガースの支えになってきた選手ですね。2010年には城島選手が加入したことにより、キャッチャーとしての出番が少なくなり、強肩と俊足を活かして外野手に転向。その後はケガにも泣かされヘルニアの手術も受けました。

1982年12月17日生　　身長181cm　　体重86kg　　右投 右打
前橋工
2000年ドラフト3位

パンチ力があるバッターとしてしられていましたが、ここぞとばかりの勝負強さは相手ピッチャーに対してプレッシャーを与える存在となっていたでしょう。その事がわかるように2009年は試合に127試合に出場していて、リーグ最多の敬遠数も記録されている。狩野選手と勝負するなら、次のバッターと勝負した方が打ち取れる確率が高くなると、相手ベンチは考えたのでしょう。

甲子園で行われる２軍戦（２７、２８日、広島戦）で引退セレモニーが開催される予定です。今後は未定。今期務めた選手会長も後任は決まってはいません。

阪神タイガースにとって安藤投手と狩野選手の引退は、１つの時代が終わるような感じでは無いのでしょうか。タイガース生え抜きの2人が今シーズンで去るのは寂しいですね。しかしある意味では自分から引退を発言出来る選手はごくわづかです。若い選手は戦力外通告、クビを言い渡される選手がほとんどの世界です。しかしこの2人の阪神タイガースの貢献度は誰もはかる事も出来ません。本当にお疲れ様でした。