ポリフェノールとは?

ポリフェノールは、植物が光合成を行う際に作られる物質で、植物がもつ苦味や渋味、色素の成分です。
ブドウがもつ紫色など皮や種などに含まれる色素成分や、お茶などに含まれる独特の苦味や渋味、アクなどの成分を総称してポリフェノールと呼びます。

抗酸化作用があるから良い!

このポリフェノールが健康によいとされているのが、活性酵素を無毒化する「抗酸化作用」が大きく関係しているからです。
活性酸素は本来、体を守るために必要な物質で、侵入してきた細菌やウイルスを撃退するために人間の体内に存在しているのです。しかし、ストレスや喫煙、紫外線などが要因となって活性酸素が悪性のものに変化してしまうことがあります。悪性の活性酸素は、体内のタンパク質、脂質、DNAなどを攻撃して破壊します。そしてこの活性酸素によるダメージは、老化や生活習慣病の原因になるといわれています。
抗酸化作用をもつポリフェノールを摂取することが人間の体内で発生した悪質な活性酸素の除去に役立つと考えられています。

ちなみにポリフェノールは、虫などによる攻撃や、光合成や紫外線によって発生する活性酸素を無毒化する働きをもち、植物が自らを守るための生体防御物質としての役割も担っています。
動物より植物の方が長寿といわれているのも、ポリフェノールの抗酸化作用による影響が高いためと考えられているそうです。

ポリフェノールは多種多様種類がある!

ポリフェノールはその種類は様々あり、その数は5000種類以上とされています。
その中で我々がよく耳にすポリフェノールノールをご紹介します。

アントシアニン

最近なにかとよく耳にするアントシアニンは、ブルーベリー、ビルベリー、カシスなどに含まれている青紫色の天然色素で、黒色や紫色の野菜や果物に多く含まれているポリフェノールです。アントシアニンだけで400種類以上存在しており、種類によって性質や作用する場所が異なりますが、主に目に対する効果効能が注目されています。

レスベラトロール

サンタベリーやブドウに多く含まれているポリフェノール。長寿遺伝子を活性化させる効果があり、細胞の生まれ変わりをサポートし、若々しい細胞へ生まれ変わらせる効果あり、アンチエイジング効果、抗老化作用、美肌に対する効果効能があります。いわゆるワインに含まれるポリフェノールがレスベラトロールにあたります。

イソフラボン

多くは大豆イソフラボンでよく耳にすると思います。イソフラボンは、大豆や大豆加工食品などに多く含まれている色素成分です。女性ホルモン様物質でもあるため、閉経後の女性に多く発症する更年期障害など、女性特有の悩みに対して効果が期待されている栄養素です。 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ポリフェノールって一概にワインのものだけでなく、なんとなく耳にしたことある成分もポリフェノールの一種で、その効果も様々だというのが意外でしたね。
是非みなさんも自分の目的に合ったポリフェノール摂取していきましょう。

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