炭水化物抜きダイエットブームで、炭水化物が悪者の風潮になっている!

最近、ダイエットジムのブームで注目されている。炭水化物抜きダイエット。

体脂肪が増える元となる糖質を摂らない、つまり炭水化物摂らない事により、劇的に痩せやすくなるというのが、炭水化物抜きダイエットです。

そのため、近年「炭水化物=悪」というイメージが付いている風潮があります。

しかし 、炭水化物は生きていくうえで必要不可欠な大事な栄養素です。

その役割確認していきましょう。

脳の働きに必要な成分

炭水化物は脳の働きに必要な成分です。身体に必要なエネルギーは、たんぱく質や脂質を分解しても足りることがありますが、脳に必要なエネルギーである「ブドウ糖」は、余程の状態でない限り、炭水化物からしか摂ることが出来ません。

炭水化物の不足は、思考力の低下や疲れやすさを招き、「仕事や勉強がはかどらない」「なかなか能率が上がらない」といった症状を引き起こします。

脳に必要なカロリーは、一日約200~300kcal。

勉強する際、デスクワークをする際には、頭をしっかり働かせるためにも、炭水化物が必要不可欠です。

身体を動かすエネルギー源

炭水化物は身体を働かせるために重要なエネルギー源です。

炭水化物から生み出されたブドウ糖は、血液中に流れる血糖になり、あとは肝臓と筋肉に蓄えられて、身体を働かせるエネルギーとして保たれます。血糖は体内の組織が正しく働くために重要です。血糖のバランスを調節しているのが「インスリン」と呼ばれるホルモンで、インスリンの機能が弱まり、血糖値が上がり過ぎると糖尿病をはじめ、心臓病や高脂血症などの生活習慣病の心配が出てきます。逆に下がり過ぎると低血糖症を招き、生活に支障を来します。

炭水化物は減らし過ぎると考えがまとまらなかったり、身体を動かすことができなくなり、イキイキと生活することができなくなります。インスリンの働きを知り、上手に血糖値のバランスを摂ることが、健康や美容につながります。

過度な炭水化物制限は危険!

このように、炭水化物は生きて行くうえで欠かせない成分ということがお分かりなったかと思います。
そんな炭水化物を抜くダイエットも、過度にやりすぎると身体に大きな弊害を弾き起きしてしまうわけです。
炭水化物を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。タンパク質を糖に変えられるなら、肉を食べれば問題ないのではないかと思う方もいるでしょうが、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。
数kgもの肉を毎日食べ続けることは現実的に不可能です。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです。
痩せても健康でなければ元も子もありませんね。
是非、ダイエットやられている方は、炭水化物と上手に付き合っていきましょう。

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