NBAドラフトを知ろう②
前回は、ドラフト順位を決める、ロッタリ―でした。
今回の②は、トレード編です。
プロ野球ではありえないこのトレード。
どういったものなのでしょうか。

ドラフト指名権をドラフトにつけちゃう

日本のスポーツ界ではあまり馴染みがない・良いイメージがないトレード。
日本のプロ野球選手がメジャーにいきだして、だいぶトレードに対しての抵抗感もなくなっているとは思います。

NBAでもメジャーに負けず劣らず、シーズン中やオフの間にトレードは活発に行われます。
NBAにおけるトレードの目的は2パターンありますかね。
まずは、サラリーキャップの整理こ兼ねてのロールプレイヤー同士のトレード。
こちらは、サラリーキャップの説明もあり、長々となりそうなので割愛。

もう一つは、大物を獲得するためのトレード。
これは活発に行われており、成立した際には戦力図が一気に変ったりしますね。

どちらのトレードも、選手対選手のトレードがメインにはなるのですが、この選手対選手のトレードに、なんとドラフト指名権がつく時があります。
NBAのトレードも少し細かく、説明すると長くなるので割愛しますが、mぁある程度の平等性が必要にはなるのです。
その為に選手に+して金銭やドラフト指名権をつけてのトレードが行われます。
例をあげますと

【A選手・B選手】⇔【C選手・D選手・2019年1巡目指名権】

こんな感じですね。
このドラフト指名権がつくことで、またドラフトにドラマが起きるので面白いのです。

マジック・ジョンソンのレイカーズ誕生もトレードによる指名権のお陰

マジック・ジョンソン
名前ぐらいは聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
80年代のロサンゼルス・レイカーズを象徴の選手。『ショータイム・レイカーズ』とまで呼ばれたチームの中心選手ですが、このマジックジョンソンのドラフトの年ですが、現行のロッタリ―制度ではなかったのですが、1位指名出来たのがユタ・ジャズでしたが、この時のジャズの1巡目指名権を得ていたのが、レイカーズだったのです。
これにより、レイカーズはマジックジョンソンを指名したのです。

このドラフト指名権をトレードの駒に使うというシステムがなければ、レイカーズのマジック・ジョンソンは生まれることはなく、さらには、レイカーズとセルティックスというNBA2大名門チームに、80年代のスーパースターのマジックジョンソンとラリーバードが所属し、NBA全体が盛り上がる対決もなかったと思うと、運命とい存在がやはりあるのかなと思ってしまう出来事ですね。

ドラフト指名権をトレードにしちゃうとは、なかなか斬新というか面白いですね。
今回は指名権をトレード編でした。
次回はトレード編にはなるのですが、これはさらに奥深い。そして各チームの思惑が凄く交差していく、トレードです。
これもNBAの世界だとトレードされる選手も納得することです。

次回
えっ!?即トレードですか?編です。

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