現在熱戦が繰り広げられているNBAプレイオフ。
約2か月に及ぶ長い戦いは、現在東西で1stラウンド戦っています。
その中で、前年王者のキャバリアーズが、セミファイナル進出一番乗りとなりました。

王者の強さを発揮

シーズン終盤に調子を崩し、最後は4連敗で終え、誰もが東の1位と思っていたシーズンをよもやの2位で終え、プレイオフに挑む形となり不安な一面をのぞかせてのプレイオフでしたが、蓋を開けてみれば、4戦全勝のスイープという形で1stラウンド突破となりました。

結果だけ見れば危なげなくセミファイナル進出の形ですが、実際はなかなかの接戦。シーズン7位のインディアナペイサーズに苦戦を強いられて形でした。
特に2勝して、ペイサーズのホームに乗り込んでの第3戦は前半を終えて、前半を49-74の大差をつけられながらの、後半に巻き返しての大逆転勝利で勢いにのって4連勝の印象。
この4戦の点差が、1点差→6点差→5点差→4点差の大接戦でしたが、この接戦で負けないという強さが、昨年王者の強さでしょうか。

無念のペイサーズ

逆に敗戦してしまったペイサーズ。
シーズン7位ながらキャバリアーズ相手に互角の戦いをしいたことは良いですが、この4戦での接戦を1つも勝てなかったのは、ここ数年チームが今一つステップアップしない要因でしょうか。
特に第3戦の前半終えての大量リードを守れなかった。しかもホームでのこの点差を守れなかったのは本当にいただけない。
ここ2・3年は、シーズンでも点差が開いた状況からの逆転を何度も見ているだけに、このプレイオフでもやってしまうかという悲しい結果です。

今回のキャバリア―ズでの敗戦で、ここ6年キャバリアーズのエース、レブロン・ジェームスがいるチームには4回(ヒート3回・キャバリアーズ1回)プレイオフで敗れており、レブロン・ジェームスがこのチームの高い壁となってしまっています。

唯一の光明は、ランス・スティーブソン。
シーズン終盤にペイサーズに復帰しましたが、かつてペイサーズでみせていたプレーをみせてくれたので、ここは来シーズンにきたいでしょうか。

キャバリアーズセミファイナルの相手は

早々にセミファイナル進出を決めて、休養十分でむかえるセミファイナル。
対戦相手は、昨年東地区ファイナルで戦ったトロント・ラプターズか、シーズン6位の、ミルウォーキー・バックスか。
現在はバックスが善戦しており、2勝2敗のイーブンです。
第5戦どちらが勝利を掴み、4勝してキャバリアーズが待つセミファイナルに進出するでしょうか。

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中山葵

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