シーズン中盤に入り、プレイオフ出場を賭けて、プレイオフで上を狙う為、来シーズン以降へ向け、動きがでてきたNBA。
1月に起きた大きな動きを紹介。

ミルウォーキー・バックスがジェイソン・キッドHCを解任!

バックスのHCとして4年目のシーズンを戦っていた、ジェイソン・キッドHCが解任されました。
就任1年目は前シーズン15勝のチームを40勝に導きプレーオフ進出。2年目は進出できなかったものの、3年目となる昨シーズンは、42勝と09-10年以来の勝利5割オーバーを達成し、さらなる飛躍に期待した今シーズンでしたが、解任時の成績は23勝22敗のイースタン8位。
フロントとしては、シーズン序盤にポイントガードのブレッドソーをトレードで獲得し、成長著しいアデトクンボが、MVP級の活躍をしているのに、この成績は物足りなく感じていたのでしょうか。
そして解任前の直近5試合で4敗。4敗中プレーオフを争っているマイアミ・ヒートに2敗。フィラデルフィア・セブンティシクサーズに1敗したとこで決断したとこでしょうか。

チームのエースであるアデトクンボは、23才という若さありながら、驚異的なプレーで活躍してます。
アデトクンボとの契約は21年まで。それまでにアデトクンボが残留を決意させるだけのチームを作ることも必要。トレード志願やFA移籍は避けたいとこで、『プレーオフを狙う』ではなく、『プレーオフで勝てる』チームを作る為の決意表明でしょう。

現在はアシスタントコーチが指揮を執っていますが、シーズン中かこのオフに新HCが就任するでしょう。

ブレイク・グリフィンがピストンズへトレード

ロサンゼルス・グリッパーズのエース、グリフィンがトレードされました。
FAだったこのオフに5年196億でグリッパーズに残留。NBAを代表するポイントガードのクリス・ポールが、トレードでグリッパーズからロケッツへ移籍しただけに、グリフィンを中心としたチーム作りをしていくだろうと思っただけに意外でした。

現在勝率5割付近で9位だったグリッパーズ。怪我人が戻ればプレーオフに出れる可能性もありましたが、このトレードで今シーズンは出れなくても仕方ないという判断でしょうか。

逆にピストンズは、開幕序盤の勢いがなくなり、グリフィン獲得前の10試合で9敗で借金も4となり順位も9位まで落ちてた状況での、グリフィン獲得。
これは今シーズン、プレーオフを狙うぞという意思表示でしょう。
同じ順位のグリッパーズとデトロイトでしたが、今年プレーオフを狙う狙わないは、東と西の違いでしょうか。
西はウォリアーズとロケッツが頭抜け出してるので、ここで無理して狙うより未来にかける。
逆に東は3年連続イースタンを制したギャバリアーズに陰りが見え、パワーバランスが変わりつつあります。ここでトレードで獲得できる大物を獲得して、近い将来にイースタン制覇を目論んでのトレードだったのでしょう。

2月にまだまだトレードは起きる

今シーズンのトレードデッドラインは2月8日で、残り数日ですが、トレードはまだまだ起きると予想します。
まずは、グリフィンをトレードしたグリッパーズ。
再建モードに入ったとなれば、リバウンド&ブロックが強力な『ディアンドレ・ジョーダン』シックスマンとして活躍が計算できる『ルー・ウィリアムズ』も放出候補であり、他チームからも魅力ある2名ですので、既に話はきていると予想します。

プレーオフで勝ち進む為、今シーズンは諦め将来の為、色々な思惑がオフのトレードより交差するデッドラインのトレード。
噂話は多くでですが、その通りに動くか、動かないまま終わるのか。
ドキドキの数日間になりそうです。

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