クリスポールがトレードでロケッツ移籍

NBAナンバー1のポイントガードが、5年間過ごしたロサンゼルス・クリッパーズを離れて、ヒューストン・ロケッツへトレード移籍。
クリッパーズへ移籍してからの5年間で全てシーズン50勝以上をあげる成績を残しも、プレイオフでは西地区決勝まで行けなかったポール。
今年の1stラウンドで負けた時に、クリッパーズは解体時期。誰を放出するのかという話題になったなか、司令塔のポールをトレード。

ただし、これはポール主導のトレードといっていいでしょう。
ポールも32歳。選手としての残り時間は少ないなか、停滞気味のクリッパーズよりも、移籍をしてという考えもあったでしょう。そして残り1年の契約をプレイヤー・オプションで持っている。
つまり、あと1年クリッパーズに残ることも、今夏、契約を破棄してフリーエージェントになることも選択できる。クリッパーズはトレードを受け入れることで、見返り無しでポールを失うことを回避することができる。
そして、ポールにとっても今季FAでロケッツと契約するより、トレード移籍してロケッツと再契約した方が、高額の契約を得ることができる。
NBAではよくある話ですね。

トレード内容は、ポール1人に対して、ロケッツは選手7人・将来のドラフト1巡指名権・金銭。
選手7人の放出は、ある程度トレード相手と年俸を合わせる必要があるので、ロケッツがトレード成立までに掻き集めた選手も含まれているので、実際作シーズンロケッツ所属選手は数名。

ロケッツとしては、ハーデンとポールの共演が出来るのかという話もありますが、頭のいいポールがロケッツを希望してのトレードですので、うまく回る自身があってのことでしょう。これで数年は優勝を争えるチームとなったでしょう。

ゴードンヘイワードはFAでセルティックスへ。

モテた。とにかくこのオフのFA選手の中で、モテまくったのが、ヘイワード。
所属するジャズからは残留要請。
マイアミヒートに、ボストンセルティックスとも面談。
発表されるまでは、本当にどうなるか予想しにくかったでが、ヘイワードが選んだの、ボストンセルティックスの移籍。
1億2800万ドル(約145億円)の4年契約で、最終年はプレーヤーオプション。

この移籍の決め手は、年俸ではなくセルティックスのヘッドコーチでしょう。
バトラー大で2年連続NCAAトーナメント決勝進出を果たしたヘイワード。
その大学時代の恩師であるブラッド・スティーブンズヘッドコーチが現在セルティックスのヘッドコーチ。
NCAAトーナメントは、大学の全国大会。日本だと大学の全国大会と言われてもピンとこないので、盛り上がりで例えるなら、高校野球の夏の甲子園です。
甲子園で2年連続決勝に行って優勝出来ずにプロに行く。数年の時を過ごし、FAなった時に高校の監督がプロの監督してて、そのチームに誘われたら・・・そりゃ移籍しますよねぇ〜。
あの時果たせなかった優勝を、ここで果たそう。なんて口説き文句ですね!
東地区1位だったセルティックスにヘイワードが加入。
エースのトーマスとも、プレイスタイル的に相性は悪くないと予想。
3年連続東地区を制してるキャバリアーズとの差を埋めることは出来たので、来シーズンが楽しみです。

そして、このヘイワード加入から約1ヶ月後に、そのキャバリアーズに激震が走り、もしかするとセルティックスが来シーズン、キャバリアーズを破りファイナルへ進出を果たすかもしれません。

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