2015年ラグビーW杯のエディジャパン

15年W杯イングランド大会は、南アフリカを撃破して世界を驚かせた、日本がもっとも世界に近づいたのがこの大会でした。
それまでの日本ラグビーはお世辞にも強いとは言えず、アジアでは勝っても、世界に行けばコテンパンにやられていました。
1995年の第三回ラグビーW杯ではオールブラックスことニュージーランド代表に
17-145という歴史的大敗を喫しています。
2015年のラグビーW杯まで日本代表は7回連続で出場しています。戦績は1勝2分21敗。
これまで計24試合を戦い、428得点・1159失点(1試合平均17.8得点・48.3失点)。失点が1000点を超えているチームは、残念ながら日本代表しかありません。
それほどまでに日本代表は世界では勝てていませんでした。
2011年、第八回ラグビーW杯で大躍進する日本代表のヘッドコーチに就任したのがエディジョーンズ氏でした。
W杯までの4年間、それ以上はできないというくらい早朝から深夜までハードトレーニングをし、「世界一の練習量をこなしてきたという自信、そういうことがワールドカップのグラウンドに立ったら出てくる」と、全員がそういう気持ちを持っていたそうです。
2015年の第八回ラグビーW杯の組み合わせが決まって以来初戦の大切さを訴え続けてきたエディ氏は「南アフリカに勝ちにいく」ことを公言し、それに応えるべく猛練習についていったそうです。そして南アフリカに立ち向かっていた日本代表は、ラグビーW杯ではニュージーランドとオーストラリアにしか負けたことのない当時世界ランキング3位の強豪相手に一歩も引かない戦いを繰り広げました。
先制し、逆転されても食らいつき、更に逆転されても食らいつき遂には34-32で南アフリカを破る大金星を挙げました。

日本代表のプールA対戦国

日本代表(世界ランキング11位)とプールAでアイルランド(同4位)、スコットランド(同5位)とヨーロッパ地区予選2位とオセアニア地区3位で行なわれるプレーオフの勝者に決まりました。
スコットランドは前回大会で日本が唯一10-45で負けてしまった因縁の相手で、
対戦成績は日本の1勝10敗。ほとんど勝てていない相手です。

南アフリカとの激闘を制し、中3日で格上スコットランドとの試合は疲労感もあったとは思いますが、悔しい負けでした。
ここは是非借りを返す絶好の舞台であり、これは何かの運命だと思って、是非勝ってもらいたいです。

アイルランドは世界ランキング4位。昨年今年と、テストマッチ18連勝中だった世界ランキング1位のニュージーランドと2位のイングランドの連勝記録を止めたのがアイルランドです。
W杯ではベスト8が最高ですが、世界の強豪と互角の力があり、イングランドやスコットランド、ウェールズなどとともに作る「6か国対抗戦」では2014年と2015年に連覇を達成し、一時、世界2位までランキングを上げた強豪国です。
対戦成績は日本の0勝7敗。いまだ勝てていない国です。
そのアイルランドと6月にテストマッチが組まれています。
これはW杯に向けてかなり重要な試合になります。主力メンバーはニュージーランド遠征に出て行ってしまうらしく、サブ組の来日のようですが、ここは勝って本番に弾みをつけつつ、しっかり良い情報も持ち帰りたいところです。

残りの1チームは後日決まりますが、どこが来ても強豪国。
今回の日本代表の入るプールAは死の組ではない、比較的楽だなどと言われていますが、
過去を見ても分かる通り、簡単な組などありません。
相手を研究し、練習し、一戦必勝で、今回もジャイアントキリングをおこし、
悲願の準々決勝進出を果たしてもらいたいです。
しかも今回は日本がホスト国。
負けられません。是非生で試合を見に行き、自分も応援で力になりたいと思っています。

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