鶏のササミを使ってダイエット!

鶏のササミは、鶏の胸肉の裏にある「竜骨」という部分に張り付いたお肉のことで、形が笹の葉に似ていることから、「ささみ」と呼ばれています。鶏肉の中で最も脂肪分が少なく、低カロリーで有名なササミ。1本あたりのカロリーは、およそ45〜50kcalとされてます。

ササミの栄養素の特徴は、低カロリー、低脂肪、高たんぱくの3つで、このうち「たんぱく質」は、筋肉を増やし代謝を高めるために大事な栄養素になります。たんぱく質は、分解されてアミノ酸になることで、血液と一緒に全身の筋肉へ運ばれます。そこで合成されることで、筋肉が作り上げられます。

筋肉はダイエットに不可欠なものです。食事制限をして体重を落ちたとしても、一緒に筋肉が減ってしまえば、代謝が落ちて脂肪の燃焼力が落ちたり、体型がしまらずゆるくなったり、リバウンドしやすくなるなど、逆効果になることが考えられます。

筋肉の素となる「たんぱく質」が豊富に含まれているササミは、ダイエット中に筋肉を落とさず、逆に増やすことで、代謝が上げて脂肪の燃焼力を高めたり、体型が引き締まったり、リバウンドしにくくなるなどの効果が期待できます。

鶏のササミだけでは痩せない?その危険要素とは、、、

ただ、ササミだけ食べていれば痩せるわけではありません。ササミには糖質と脂質がほとんど含まれていないため、ダイエットに適していると思われがちですが、これが落とし穴になるようです。

糖質が不足することで、代謝が落ち、逆に脂肪が燃えにくい痩せにくい身体になることが考えられます。そして脂質が不足すると肌の乾燥や便秘につながるそうです。

また、炭水化物より肉食中心とすることで、ストレスを感じる方もいるそうです。ストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れて血管が収縮して、血流が悪くなります。これも代謝を落とす原因となり、結果的に痩せにくい身体になる可能性があるそうです。

最近になって、ササミには「リン」が突出して多く、「リン」が多いことで鉄分の吸収が妨げられ、貧血気味になったり、疲労や物忘れが促進するという研究が発表されたそうです。ササミの取り過ぎが原因とされる若年性認知症の恐れもあるそうなので、食べすぎは注意ですね。何事も偏ることなく、バランスが大事ということでしょう。

鶏のササミを使って、炭水化物を減らす!

ササミをダイエットに活用するなら、夕飯にササミを用いて、炭水化物を減らすと良いそうです。炭水化物は糖質を摂取することになりますが、夕飯時の場合、朝食や昼食と違い、エネルギーとして使用されず、脂肪として蓄えられやすいためです。

逆に、ササミに含まれるたんぱく質は、睡眠時の成長ホルモンの分泌を促進させる働きや、質の良い睡眠を取るために必要な栄養素です。夕飯には、糖質少なめでたんぱく質をしっかり摂ることが理想で、ササミはそれに適した食材と言えます。

そして、ササミを夕飯で取るなら、他の二食は我慢せず、普通に食べても良いそうです。もちろん暴飲暴食せず、バランス良く食べることが前提ですが。過剰な摂取は問題ですが、糖質も脂質も身体には重要な栄養素であることをお忘れなく。

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