ゴールデンウィークも近付き、夏の足音も聴こえてきたそうな今日この頃ですが、皆さんは春野菜を食べられましたでしょうか???

旬の野菜というのは、初物で美味しいだけでは無く、食べる事により色々な効果があります。

今回はそんな春野菜の効果をご紹介してみようと思います。

春野菜の栄養成分と働き

春野菜にはどんな栄養があるのでしょうか?

春野菜に含まれている主な栄養成分として、下記のものがあります。

植物性アルカロイド
ビタミン

マンガン
亜鉛
ゲルマニウム


これらの成分に共通する働きとしては抗酸化力があります。

これは、あらゆる病気の原因や老化の原因になるとも言われている、。有害な活性酸素を除去してくれます。

そして、春の野菜は、前年の寒い時期。の晩秋から冬に種まきされたり、苗を植え付けた野菜達です。

寒い冬の時期には地中に根を張り我慢し、じっと暖かくなるのを待ちながら、成長していき、そして春、少し気温が上がってくると少しづつ大きくなり、食べられるまでに成長していきます。

薬膳の世界では、春は食物同様に人間の体も目覚める季節と言われており、人の体も、冬の間は新陳代謝が落ち、脂肪や毒素、老廃物などをため込んでしまう季節です。

春野菜には、先ほどあげた成分のおかげで、そんな体をデトックス(解毒・浄化)する効能があるということです。
その働きは、野山に自生する山菜にも共通しており、野菜と同じまたはそれ以上に、強力な抗酸化力があり、デトックス効果も抜群に高いと言われています。

春野菜の種類

主な春野菜の栄養や効能について話してきました。
季節ごとに、旬の野菜や山菜を食べることは、人の身体の調子を整える効果があるという事もありますが、何よりも、旬という事でとても美味しいです。

ですが今はスーパーなどお店で、季節外の野菜も一年中並んでいますので、一体何が旬の野菜かなかなかわからない事もあると思いますので、春野菜の一部をご紹介します。

【新キャベツ】
冬にも収穫されるキャベツですが、今の時期のキャベツのほうが栄養価が高いと言われてます。春キャベツは葉が柔らかくみずみずしいため生で利用するのに最適です。
キャベツは胃腸を丈夫にしてくれる成分が、多く含まれています。

[栄養素]
ビタミンU・・・抗潰瘍性ビタミンといわれるように、
        胃腸障害に効果的です。
ビタミンK・・・特に胃潰瘍や胃痛にはキャベツのしぼり汁が有効と
        言われています。
ビタミンC・・・大きめの葉二枚を生食すると、一日分のビタミンCが
        とれてしまうほど多く含んでいます。

【新玉ねぎ】
旬は4月と10月です。
春の玉ねぎは辛みがすくなく、柔らかいので生食にすると、栄養分も効率よく摂ることができます。
玉ねぎは血液をサラサラにしてくれる働きがあります。

[栄養素]

シクロアイリン
玉ねぎの催涙成分です。
硫化アリルの一つで、硫化アリルとは、ビタミンB1の吸収を高めて新陳代謝を活発にし、疲労回復に働きます。
硫化アリル類は、血中の善玉コレステロールを増やし血液をサラサラに保ちます。

【アスパラガス】
江戸時代にオランダから長崎にやってきた野菜です。
当初は観賞用として栽培されていたアスパラガス。
アミノ酸のアスパラギン酸が多く含まれていることからこの名前がついています。アスパラギン酸は、免疫力を高めてくれます。

[栄養素]

アスパラギン酸
弱った胃腸を回復させる作用があります。
カリウム、マグネシウム、カルシウムの働きを助け利尿作用を促し、腎臓の機能の回復にも有効です。
また、肝機能も強めるので、二日酔いやストレスの多い方にもおすすめです。
アスパラギン酸には発がん抑制作用があり、抗酸化作用が強いグルタチオンが多く含まれています。

春野菜の種類は豊富

紹介してきた春野菜の他にも、「ふき」「たけのこ」「ニラ」など、まだまだ多くの種類があります。
春が旬の野菜には、強い香りや独特の苦みを持つものが多く、苦手がちな方もおられるかもわかりませんが、調理次第では美味しく食べられる野菜達ばかりです。

体のデットクス効果もありますので、一度意識して春が旬の野菜を食べてみてはどうでしょうか。

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