欧州CL、遂にベスト4が決定!

19日、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝の全試合が終了し、準決勝進出する4クラブがレアル・マドリード(スペイン)、アトレティコ・マドリード(スペイン)、ユヴェントス(イタリア)、モナコ(フランス)に決まった。

準決勝の組み合わせ抽選会は21日に開催され、第1戦は5月2日と3日、第2戦は5月9日と10日に行われる。

クリスティアーノ・ロナウド、バイエルン相手にハットトリック!

レアル・マドリード 4-2(2戦合計:6-3)バイエルン

レアル・マドリード 4-2(2戦合計:6-3)バイエルン

【得点者】
0-1 53分 ロベルト・レヴァンドフスキ(PK)(バイエルン)
1-1 76分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル)
1-2 78分 オウンゴール(セルヒオ・ラモス)(バイエルン)
2-2 105分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル)
3-2 110分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル)
4-2 112分 マルコ・アセンシオ(レアル)

第1戦ではレアルがアウェイで2-1の逆転勝利を収め、7年連続の準決勝進出に一歩リード。一方、第1戦で敗れたバイエルンはCLでのホーム連勝記録が16でストップ。アウェイゴールも2点奪われ、6年連続のベスト4入りに黄信号が灯る。

ベスト4進出のために2点以上が必要なバイエルンが、立ち上がりに主導権を握っていたが、徐々にレアルがペースを掴む。しかし互いにゴールを奪えず、スコアレスで迎えた後半。

53分、ペナルティエリア内に侵入したアリエン・ロッベンをカゼミーロが倒してしまい、バイエルンがPK獲得。このPKをレバンドフスキがしっかり決めてバイエルンが先制。するとレアルは76分、クロスボールをC・ロナウドがヘディングで押し込み同点に追いついた。

直後の77分にオウンゴールで勝ち越しに成功したバイエルンだったが、84分にアルトゥーロ・ビダルが2枚目のイエローカードで退場。そして、試合は90分が終了し、2戦合計3-3の状況になったため延長戦に突入。

延長に突入した105分、セルヒオ・ラモスから浮き玉のパスを受けたC・ロナウドが胸トラップからのシュートでゴールに決めた。これはオフサイドのようにも見えたがゴールは認められマドリーが同点に追いつく。

さらに109分、ドリブル突破したマルセロからラストパスを受けたC・ロナウドが冷静にゴールを決めてハットトリック。これにより、C・ロナウドは史上初のCL通算100ゴールを達成している。

レアルは111分にもマルコ・アセンシオがゴールを決め、試合はレアル・マドリードが4-2の勝利。両チーム合計50本のシュートが飛び交った大激戦を制したレアル・マドリードがベスト4進出を決めた。

岡崎所属のレスター、初のCLはベスト8敗退!

レスター 1-1(2戦合計:1-2)アトレティコ・マドリード

レスター 1-1(2戦合計:1-2)アトレティコ・マドリード

【得点者】
0-1 26分 サウール・ニゲス(アトレティコ)
1-1 61分 ジェイミー・ヴァーディ(レスター)

日本代表の岡崎慎司が所属するレスターは、クラブ史上初出場のチャンピオンズリーグでベスト8まで駒を進めた。第1戦では敵地で敗れたものの、最小失点にとどめて、ホームでの逆転突破に望みをつないだ。一方、昨年ファイナリストのアトレティコは、ここ10試合無敗と好調の勢いをそのままに2年連続のベスト4入りを狙う。

岡崎が先発出場を果たしたレスターは、21分、ジェイミー・ヴァーディーがゴール前に折り返し、これに岡崎が反応するもシュートは枠を捉えることが出来ない。逆に、26分、フィリペ・ルイスのクロスにサウール・ニゲスが頭で合わせてアトレティコが先制。前半はアトレティコリードで折り返す。

ベスト4進出のために3点が必要なレスター。岡崎は前半でベンチに下がり、迎えた61分、チルウェルが放ったシュートは相手にブロックされるも、こぼれたボールをヴァーディーが押し込み、レスターが同点に追いつく。しかし、レスターはその後、追加点を奪うことはできず、1-1の引き分けに終わった。

アトレティコのホームで行われた第1戦が0-1だったため、2戦合計1-2となり、レスターは準々決勝で姿を消すこととなり、アトレティコがベスト4進出を決めた。

バルセロナ、奇跡の再演ならず!

バルセロナ 0-0(2試合合計:0-3)ユヴェントス

バルセロナ 0-0(2試合合計:0-3)ユヴェントス

第1戦は敵地で0-3の完敗を喫したバルセロナ。前ラウンドでパリ・サンジェルマン相手に4点差をひっくり返した逆転劇の再演を狙う。

ベスト4進出のためには、3点以上が必要なバルセロナが攻勢に出るが前半はスコアレス。バルセロナは後半に反撃を試みるも、ほぼ防戦一方のユヴェントスの堅守を崩せず。最後までゴールを狙ったが、バルセロナは2試合を通じてノーゴールのままタイムアップ。スコアレスドローで終わり、“奇跡の逆転劇”を再現することはできず、ベスト8で敗退。2戦合計3-0で勝利したユヴェントスが2年ぶりの準決勝進出を果たした。

ドルトムント、香川がフル出場も反撃及ばず!

モナコ 3-1(2試合合計:6-3)ドルトムント

モナコ 3-1(2試合合計:6-3)ドルトムント

【得点者】
1-0 3分 キリアン・ムバペ(モナコ)
2-0 17分 ラダメル・ファルカオ(モナコ)
2-1 48分 マルコ・ロイス(ドルトムント)
3-1 81分 ヴァレール・ジェルマン(モナコ)

第1戦の前に爆発事故に巻き込まれたドルトムントは、ホームでの第1戦で2-3の敗戦を喫したが、それでも日本代表の香川真司の1ゴール1アシストの活躍で望みをつないでいる。一方、先勝したモナコは今シーズンのCLで無敗を誇るホームで、13年ぶりの準決勝進出を狙う。

試合は開始早々の3分、モナコのバンジャマン・メンディがドリブル突破から豪快なシュート。GKロマン・ビュルキがこれを弾くも、こぼれ球に反応したキリアン・ムバッペが押し込んで、モナコが先制する。

さらにモナコは17分、トーマス・レマーのクロスボールにラダメル・ファルカオが頭で合わせて追加点。対するドルトムントは48分、右サイドをウスマン・デンベレがドリブルで駆け上がると、最後にクロスボールをゴール前に送りマルコ・ロイスがゴールを決めた。

1点を返したドルトムントだったが、81分にパスミスからゴールを許し、結局、ドルトムントは勝ち越すことが出来ず、試合は1-3で終了。2戦合計3-6で、ドルトムントはベスト8敗退となった。

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