伝説の春夏連覇。甲子園でも人気校!

横浜高校はこれまでに春15回、夏15回の甲子園出場。
激戦区神奈川県を何度も勝ち上がり、これまでに甲子園でも春夏通算通算5回の優勝を果たしている名門校です。
甲子園では記憶に残る戦いを見せており、特に有名なのが、1998年の松坂大輔を擁した世代でした。春の選抜では優勝。夏の選手権大会では、準々決勝にPL学園との延長17回の死闘。準決勝・明徳義塾戦での6点差をひっくり返す大逆転劇、そして決勝・京都成章戦でのノーヒットノーラン。高校野球史に残る試合を演じ成し遂げた春夏連覇。
ここから横浜高校は神奈川県のみならず、全国の高校野球ファンを虜にし、甲子園でも人気の名門校のとなっています。

渡辺元智監督・小倉清一郎部長コンビで黄金時代を築き上げた。

横浜高校を名門校へ仕立て上げたのが、渡辺元智監督です。
1965年に母校である横浜高校のコーチとして就任し、1968年の秋に24歳の若さで監督に就任。
以降、2015年夏まで途中で監督を降りる時期があったものの、ほぼ横浜高校で指揮し、輝かしい実績と多くの一流選手を輩出していきました。
指導スタイルは、若い頃はスパルタ指導から、晩年は部員コミュニケーションを重視し、携帯で部員とのメールのやり取りを取り入れるなど、その時代に合わせて柔軟に変化させていました。
そして、横浜高校を語る上で、渡辺監督と並んで外せないのが、小倉清一郎部長の存在です。
渡辺とは高校時代からのチームメイトで、監督の渡辺と二人三脚ならぬ「二人監督制」で、渡辺を補佐する名伯楽としてチームを強くしていき、数々の選手を育てました。その中で特に松坂大輔は小倉が発掘し、育成したことは有名です。
小倉は主に技術面を指導する。対戦校の投手陣や打線、戦術を徹底的に分析して「参謀」と知られ、対戦校の特徴を事細かに記したノートは「小倉ノート」と呼ばれていました。

現在も活躍する一流選手を輩出

横浜高校OBには現在でも大活躍する一流選手が数多くいます。
福岡ソフトバンクホークスの松坂大輔を筆頭に、侍ジャパンでも4番打者で大きく貢献した横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智、千葉ロッテマリーンズのエース・涌井秀章などがいます。
昨年のドラフト会議でも東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト1位で藤平尚真が指名され、さらに中日ドラゴンズに1位指名された明治大学の柳裕也も横浜高校出身と横浜高校出身のプロ野球が続々誕生しています。
まさに横浜高校はプロ野球選手になるための登竜門として多くの球児の憧れとなっているのです。

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