代打満塁ホームラン!

1977年6月13日にジャイアンツの松本匡史選手が達成した珍記録。

松本選手といえば、盗塁王2回、ベストナイン1回など獲得した足のスペシャリストで、1983年には盗塁数76回を記録。この盗塁数は未だ破られていないセリーグのシーズン最多盗塁数である。

1977年は松本選手の入団1年目のシーズン。
6月13日の大洋ホエールズとの1戦で、9回表のジャイアンツの攻撃時に松本選手が代走として試合に出場。味方のタイムリーヒットでホームインすると打線が爆発し、松本選手の打順に。
満塁のチャンスで松本選手はまさかの満塁ホームランを放つという珍記録を達成。代走で出場した選手が同じ回にホームランを放ったのはこの1例のみ。

余談ですが、松本選手の応援歌「青い稲妻」は現在でも歌われている名応援歌である。

完全試合リレー!

「完全試合」とは、野球、ソフトボールにおいて、1人のランナーも出さずに勝利することをいい、日本プロ野球では、過去に15名しか達成したことがない偉業である。

【完全試合達成者】
藤本英雄氏、武智文雄氏、宮地惟友氏、金田正一氏、西村貞朗氏、島田源太郎氏、森滝義巳氏、佐々木吉郎氏、田中勉氏、外木場義郎氏、佐々木宏一郎氏、高橋善正氏、八木沢荘六氏、今井雄太郎氏、槙原寛己氏 計15名

完全試合は、1994年に槙原寛己氏が達成した以来、2017年3月現在まで約13年間達成されていない大記録。
しかし、非公式ではありますが、2007年に続投による完全試合が達成されていたことはご存知でしょうか。

それは2007年の日本シリーズ第5戦。中日ドラゴンズ対北海道日本ハムファイターズとの試合でのこと。
中日ドラゴンズが3勝1敗と、日本一に王手をかけていた試合。
中日の先発投手は山井大介選手。8回終了まで完全試合をしており、観客の期待も高まっていたが、9回のマウンドに上がったのは守護神の岩瀬仁紀選手。
岩瀬選手も3人を三者凡退に締め、続投ながら完全試合を達成。
しかし、1人の投手が完全試合をしないと完全試合とは認めないという規定があったため、この記録は非公式となりました。

この試合で勝利を収めた中日ドラゴンズは日本一に輝きました。

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抑え捕手としても活躍。ホークス高谷裕亮捕手引退。

白鴎大から06年の大学生・社会人ドラフト3巡目で入団し15年間ソフトバンク一筋。

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