隠れた名作野球漫画「名門!第三野球部」の魅力
アラフォー世代が夢中になった懐かしの野球漫画、「名門!第三野球部」をご紹介します!
名門!第三野球部とは?
「名門!第三野球部」は80年代後半から90年代前半にかけて「週刊少年マガジン」で連載されていた野球漫画です。
名門・桜高校野球部の三軍、通称・第三野球部の檜あすなろとその仲間たちの挑戦と成長を描いた作品です。
僕達クズじゃない!!
落ちこぼれとして扱われていた第三野球部が、1軍に勝つためにいま立ちあがる!
野球は大好きだが才能がない檜あすなろ。そんな落ちこぼればかりが集まった桜高校の野球部3軍・第三野球部は、ある日、監督から解散を告げられてしまう。
まともな練習ができず、一度も試合ができなかったあすなろ達だが、最後のはなむけとして1軍と試合をすることとなります。
もし1軍に勝つことができたら、第三野球部は解散をまぬがれ、1軍になれる!あすなろ達の必死の猛練習が始まります。
小柄でいじめられっ子だった主人公・檜あすなろがエースとして第三野球部の仲間たちと成長していき、一軍を倒し、甲子園、そしてプロへと進むサクセスストーリです。
魅力① 個性的な登場人物
第三野球部の魅力はなんと個性豊かな登場人物につきます。
弾丸ボールを武器に急成長する主人公の檜あすなろを始め、「桜高の落合」こと神主打法のキャプテン・海堂タケシ、強肩・鈍足・悪球打ちの小西、史上最強の9番打者で怒りの打法の斎藤輪大、テニス打法の達郎など、第三野球部の面々は超個性的で読者を惹きつけます。
またライバルたちも魅力的です。
あすなろの永遠のライバルで、160キロの豪速球と落差の大きい「三階カーブ」が武器の銚子工業・桑本聡、「天秤打法」の黒潮商業・土屋、七色のションベンカーブの陸奥高校・小比類巻など、ついつい印象に残ってしまうキャラクターたちが物語を盛り上げてくれます。
特に当時の読者なら一度は天秤打法のマネをしたんじゃないでしょうか?
魅力② 超人的な描写
第三野球部は一見、努力して這い上がる「キャプテン」のような王道スポ根漫画のように思われがちですが、よく読んで見ると「巨人の星」のような超人的な描写がいくつか描かれたりしてます。いわばスポ根+超人野球漫画のハイブリッド作品なんです。
例えばあすなろが黒潮商業のエース五十嵐からホームランを打った後のこのシーン。詰まって打ったバットが曲がる。果たしてあすなろ君はどんな球を打ってのけたのか・・・冷静に考えればこのような物理的にありえない驚かされる場面が目立ちます。
そのほかにはハワイ選抜編のアメリカ代表の捕手・ヘイグのスナップのみによるスローイング、あすなろ君と桑本との対決で桑本が打席で打ち放った外野フライのボールが、ボロボロに皮が剥がれてるなど・・・
今の野球漫画では到底思いつかない描写です!
改めて読むと突っ込みどころがありますね。
しかし、当時の少年だった読者たちは、そんな描写があっても、純粋にあすなろたちの熱い勝負に釘付けなっていました。
それだけ読者を惹きつけるモノがこの「名門・第三野球部」にあったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「名門!第三野球部」の魅力が少しでもお分かりになったと思います。
ぜひ新たな野球漫画を読んでみたいという方は、一度読んでみてはいかがでしょうか?
またかつての読者だった方も、大人になってから読み返して、新たに突っ込みどころを探すというのも面白いかもしれませんね。
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トコトコとコツコツとやっていきます。
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