天秤打法 近藤和彦

右手はバットのグリップエンド、左手はバットの中ほどを持ち、バットを頭の上に寝かせて構える。野球の常識ではあり得ない超独特の打法ですが、各球団のピッチャーから恐れられる安打製造機だった。
首位打者は一度も獲得できなかったものの、打率リーグ2位を通算4回、打率3割を通算6回を記録。
ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄は、近藤のことを「最も有力強力なライバルの一人」として高く評価していた。
キャンプで速球を打つ方法を試行錯誤しているうち、剣道の構えからヒントを得て天秤打法を発案した。

60年代に活躍した選手でオールドファンにしか馴染みのない選手でしたが、再び脚光を浴びたのが、80年代後半に週刊少年マガジンで連載されてた「名門!第三野球部」にて、黒潮商業の土屋選手がこの天秤打法で活躍し、そのインパクトのある打撃フォームから若い世代からも認知されるようになった。

こんにゃく打法 梨田昌孝

監督として、近鉄・日本ハムで二度の優勝を経験。現在は楽天で指揮をとる梨田監督。
現役時代は独特のこんにゃく打法で活躍した。
バットを正面に立て、腰を落として力を抜き、全身を柔らかく動かしながらタイミングを取る。テイクバックの際に手が下がってしまう癖があった梨田が、手が下がらない場所まで体を落とし、力を抜いて小刻みに動き、全身を安定させることで会得した。

ガニマタ打法 種田仁

近年のプロ野球で最もインパクトのある打法の代表格といえば、バッターボックス内で両足を大きく開いて腰を落とし、左足の踵を上げる、種田のガニ股打法を思い浮かべるのではないだろうか?
打席に入ると左肩が内側に入りすぎる悪癖を矯正するために種田自ら開発したものである[。この打法により際どいコースも見極められるようになった。

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