総合栄養野菜!『ほうれん草』の豊富な栄養素!!

『ほうれん草』は総合栄養野菜と呼ばれるほど栄養豊富な野菜です。野菜に詳しくない人でも、栄養価の高さは知っているのではないでしょうか?そんな『ほうれん草』が季節によって栄養価がかわることをご存知でしたか?

鉄分

ほうれん草の代表的な栄養素と言えば『鉄分』。ほうれん草に含まれる鉄分は牛レバーと同じくらい含まれています。鉄分は赤血球を作る材料になり、貧血予防に役立ちます。日本人の女性の約20%が貧血と言われます、疲れやすいなど貧血特有の症状が出れば注意が必要です。

βカロテン

抗酸化作用の代表格である『βカロテン』。活性酸素の働きを抑制することでがんの予防などの効能があります。100gのほうれん草で1日に必要な量の40%を摂取することが出来るそうです。

ビタミンC

『ビタミンC』は免疫力を高めて風邪の予防に役立ちます。またコラーゲンの生成を促進させ、しみなどを防ぐ美肌効果も期待できます。

またビタミンCはビタミンEと一緒に食べることでより効果が高まります。ビタミンEが多く含まれた食材といえば『ごま』。ほうれん草のごま和えは理にかなった一品なんですね。

カリウム

『カリウム』は摂り過ぎた塩分を体外に出す栄養素の代表。血圧を下げる効果があるため、むくみの解消にも有効です。

マンガン

ほうれん草の根元にあるピンク色の部分。捨ててしまう人も多いと思いますが、実は骨の形成を助ける栄養素『マンガン』が含まれています。マンガンが不足すると骨粗しょう症、生殖不能症、肌荒れなどを引き起こします。不足しがちな栄養素なので、捨てずに使いましょう。

その他にも、、、

少し注意が必要なのは『シュウ酸』。鉄と結合すると、体内での吸収を妨げ、鉄分の吸収率が低くなってしまいます。そのため、下茹ですることでシュウ酸を少なくしましょう。ただシュウ酸をすべて取り除くことは出来ないので、ほうれん草を色んな食材とバランスよく食べる必要があります。

その他にも、ビタミンB12や、葉酸、マグネシウム、亜鉛等のミネラルも豊富に含まれています。

冬のほうれん草はより栄養価が高い!

『ほうれん草』は、スーパーでは1年を通して見ることが出来るため、旬を意識することがないと思いますが、ほうれん草の旬は、11月から2月にかけての寒い時期です。この寒い時期のほうれん草は、夏場に出回るほうれん草と比べて、よりたくさんの栄養を含んでいることをご存知ですか?冬場のほうれん草が甘いと言われるのは、この栄養の量の違いからです。

これは冬の『ほうれん草』が寒さに耐えるために自身がより多くの栄養価を蓄えるためです。栄養を蓄えると、気温が氷点下になっても凍らなくて済みます。冬の野菜が味が濃いと言われるのもそのためです。

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