鹿島アントラーズが5度目の天皇杯制覇!

1日、サッカーの第96回天皇杯全日本選手権の決勝戦が、大阪の吹田スタジアムで行われ、延長戦の末、鹿島が2-1で川崎を降し、6大会ぶり5回目の優勝を果たした。優勝回数5回は、1993年のJリーグ発足以降最多で、鹿島はJリーグ優勝に続く今季2冠。国内3大会のタイトル総数も19に伸ばした。

延長戦の末に、川崎を撃破!

試合は前半42分、鹿島が遠藤の右CKに山本が頭で合わせて先制。川崎は後半9分に三好からパスを受けた小林がゴール左隅に同点ゴールを決めた。
1-1で延長戦に入ると、延長前半4分に鹿島はCKのこぼれ球をつなぎ、西が相手DFを引きつける間にフリーになったファブリシオがGKの逆を突き勝ち越した。

その後、川崎は前線の選手を投入、GKも攻撃参加するなど、終盤に猛攻を見せたが力及ばず、悲願のタイトルを目指した初の決勝進出も、川崎は準優勝に終わった。

40日間で2つの優勝と準優勝!

リーグ戦を4連敗で終え、シーズン3位の鹿島だったが、11月23日のチャンピオンシップ準決勝・川崎戦から40日間で10試合を戦い抜いた。Jリーグチャンピオンシップ、クラブW杯、天皇杯と息つく暇もない連戦を8勝2敗。敗れたのはCS決勝第1戦の浦和戦とクラブW杯決勝のレアル・マドリード戦のみで、Jリーグと天皇杯の2つの優勝とクラブW杯準優勝を獲得した。天皇杯優勝の鹿島は2月18日に横浜の日産スタジアムで行われる富士ゼロックス・スーパーカップで、Jリーグ2位の浦和と対戦する。

また、来季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦うことになり、新潟からレオ・シルバ、神戸からペドロジュニオール、福岡から金森健志を獲得するなど、積極的な補強で選手層に厚みも持たせている。リーグ戦と天皇杯の2冠は、鹿島が史上初となるリーグ3連覇のスタートだった07年以来のシーズン複数タイトル。今年の鹿島も日本サッカー界を牽引することだろう。

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