世界に衝撃を与えた?柴崎がレアル・マドリード相手に圧巻の2ゴール!!

18日のFIFAクラブワールドカップ決勝、Jリーグ王者の鹿島と欧州王者のレアル・マドリードの一戦は世界に衝撃が走る展開を見せた。

試合は早くも序盤で動きを見せる。前半9分、MFルカ・モドリッチがペナルティ・エリア手前から右足でミドルシュート。GK曽ヶ端準が前に弾いたボールをFWベンゼマが右足で押し込み先制する。その後も、レアル攻勢で進み、レアルの1点リードで折り返すと思われた、前半終了間際の44分、左サイドからの土居のクロスを、柴崎が受ける。柴崎のトラップは大きくなったが、素早く反応し、左足を振り抜いた。これがゴール右隅に吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。

そして後半7分にも、敵陣中央でセカンドボールを拾った柴崎が相手に囲まれながらもドリブルで左方向に流れ、DFを振り切って左足一閃。PA手前からグラウンダーのミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、鹿島が欧州王者相手に2-1と逆転に成功した。

欧州王者を本気にさせた?レアル・マドリードの反撃!

これで目の色を変えたレアル・マドリードはすぐさま反撃に出る。後半13分、バスケスがドリブルでペナルティエリア内に切れ込み、柴崎を振り切ると、横からDF山本のチャージを受け、PKを獲得。これをC・ロナウドが冷静にゴール左隅へ決め、2-2の同点に追いついた。その後も一進一退の中、攻勢を強めるレアルだったが、GK曽ヶ端のスーパーセーブや守備陣が粘り強く耐えしのいだ。試合は前後半を2-2の同点で終え、延長戦に突入する。

C・ロナウドがハットトリック!鹿島、延長戦の末に惜敗!!

延長前半8分、粘り強く耐えていた鹿島が一瞬の隙を突かれ、レアルはハーフウェーライン付近のFKからくさびを入れると、ベンゼマがフリーで受け、素早くゴール前にスルーパス。最終ラインの乱れを突いたC・ロナウドが抜け出し、曽ヶ端との1対1を落ち着いて左足で流し込んだ。

逆転を許した鹿島はFW鈴木のヘディングシュートがクロスバーをたたくなど惜しい場面もあったが、後半14分、カルバハルの右クロスのこぼれ球をMFトニ・クロースが右足で狙うと、当たり損ねたボールがゴール前のC・ロナウドに渡り、左足でゴールに突き刺す。C・ロナウドのハットトリック達成となるダメ押しゴールで4-2と突き放し、アジア勢初優勝を狙った鹿島の夢を打ち砕いた。

これにより、欧州王者のレアル・マドリードが優勝。クラブ世界一の称号を手に入れた。Jリーグの年間3位から下剋上でここまで勝ち上がった鹿島だったが、最後の壁は打ち破れず、準優勝に終わった。

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