冬のミツバチに注意!

季節は秋に入り、冬へと向かっていきます。寒くなる前にアウトドアも盛んになってきますが、実はこの季節に蜂で危険な目に遭う方もおおいようです。

危険な蜂というと、スズメバチやアシナガバチなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、この時期に注意が必要なのはミツバチです。

ミツバチは、集団で巣を作る蜂の中では数少ない、嬢王蜂以外も冬を越すことができる蜂です。冬眠するのではなく、巣に残った女王蜂と働き蜂が身を寄せ合いじっとして体温を高めることで、冬の寒さをしのぎ続けます。

ミツバチは1年を通し、積極的に攻撃してくることのないおとなしい性質をしていますが、冬を越す準備をしている時期(10~11月頃)や越冬から活動を再開した直後(2~3月頃)の寒い時期には、危機に対して敏感になり、敵への攻撃性が増すことがわかっています。
冬だからといって、ミツバチの巣や巣箱に近づくのはやめておきましょう。また、巣に近づくものや敵とみなしたものに対する攻撃性は、スズメバチやアシナガバチと比べても、非常に強い傾向があることも覚えておきましょう。

もし蜂に刺されたら、、、

1、速やかに蜂のいる場から離れ、安全を確保する。

激しい動きで逃げると、蜂を刺激することになるので、出来るだけ落ち着いて、ゆっくりその場から離れましょう。

2、傷口を洗い毒を絞り出す。

ミツバチの場合、患部に針が残ったままになることがあります。早く取りたいと指でつまむと危険で、針に残った毒嚢と呼ばれる部分が圧迫され、毒が傷口の中にさらに入り込む恐れがあります。針を取り除くには毛抜きやピンセットのようなもので針の部分を持って引き抜くのが最善です。

その後、流水で患部を洗い流してください。傷口から毒の成分を流すためです。傷口の周囲をつまんで、血とともに毒を絞り出しましょう。この際に、くれぐれも口をつけて吸い出すようなことは止めましょう。

3、傷口に薬を塗り、傷口を冷やす。

毒を絞り出したら、薬を塗ります。抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏が適しています。抗ヒスタミンはじんましんやアトピーなどの症状緩和にに使用されるもので、痒み止めの効果があります。ステロイド成分には炎症やアレルギーを抑える働きがあります。さらに患部を冷やすと痛みが和らぐので、保冷材などを患部にあてると良いでしょう。

4、早めに医療機関を受診する。

1~3まではあくまでも応急処置です。出来るだけ早く医療機関を受診してください。皮膚科が適切ですが、子供の場合は小児科が望ましいです。

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