10月20日のプロ野球ドラフト会議にて、横浜DeNAは神奈川大学の濵口遥大投手を指名。
競合となった柳裕也投手、佐々木千隼投手とくじ引きで外してからの指名にはなりましたが、濵口投手は侍ジャパンの大学代表にも選出された実力派で、『大学ナンバーワン左腕』の呼び声も高い選手です。小柄ながら最速151キロのストレートとブレーキの効いたチェンジアップが武器。好不調の波もあるようですが、スタミナも持ち味で、力で勝負できる左投手との評価です。

濵口投手の母校・神奈川大学は、県名を冠しているのでよく勘違いされますが、国立ではなく私立大学です。ちなみに、神奈川大学からのドラフト1位指名は23年ぶりのこと。

所属する神奈川大学硬式野球部は、今月の11日、平成28年度神奈川大学野球秋季リーグで神奈川工大を6-3で破り、3季ぶり52度目の優勝を決めたばかり。濵口投手は最速151キロの直球とチェンジアップで三振の山を築きました。そして31日から始まる第12回関東地区大学野球選手権大会の出場を決めています。濵口投手のみならず、硬式野球部の活躍が楽しみですね。

父親が阪神ファンとのことで、濵口投手も自身も幼いころから影響を受け、阪神ファン。しかし会見では未練無しと、逆に『打倒、阪神！』を誓いました。それに対し、指名挨拶に来たラミレス監督は『初登板は阪神戦』と日程は決まっていませんが、明言(？)したとのこと。それだけでも監督の期待が伺えますね。

チームには2015年ドラフト1位の今永投手、2年目の石田投手、3年目の砂田投手と左投手がひしめいていますが、先発もリリーフもできる濵口投手が、即戦力として、チームに貢献してくれることを期待しています。