努力の天才

高校時代はサッカーの名門、兵庫県の滝川二高のサッカー部に所属していました。その後、清水エスパルスに入団。当時の長谷川監督は岡崎選手のことを『FW8人の中の8番目』と評価し、出場機会にも恵まれませんでした。それまで練習場の近くで、世界文化遺産にも認定された三保の松原の砂浜を何本も走り込み、足腰を鍛えました。強靭なフィジカルはそのおかげかもしれません。

2010年

長谷川監督のもと、育ったメンバーが中心となり、リーグ優勝も視野入っていたシーズンですが、後半の失速が響き、優勝争いに絡むことができませんでした。その年のシーズン終了後、監督の解任とともに多くの選手が清水エスパルスを離れました。岡崎選手もその一人でした。サポーターの私としては海外挑戦ということもあり、快く応援したい、送り出したい、そんな思いがありました。ただ契約の関係でドイツのクラブと一悶着あり、予期せぬところで岡崎選手とクラブ側に溝ができてしまいました。たった1日、されど1日。我々サポーターにとっても大きな出来事でした。

ブンデスリーガからプレミアリーグへ

エスパルスからドイツに渡った岡崎選手は異国の地でもそのプレースタイルを変えることはなく、泥臭くゴールを狙い、前線からボールを追いかけ相手にプレッシャーを与え続けていました。そんなプレーを評価されて、2015年、プレミアリーグのレスターに移籍。熾烈なレギュラー争いかと思われましたが、しっかりとレギュラーに定着しました。得点数こそ伸びませんでしたが、岡崎選手の前線からの守備意識はレスター優勝の原動力になったことは間違いありません。

いつかは清水で…

シーズンオフの今、プレミア制覇の大きな土産を持って日本に帰ってきた岡崎選手。昨日、あるテレビ番組に出演していました。その中で、『エスパルスには恩があるし、いつかは戻ってプレーしたい。』と語っています。サポーターの私はもう感無量です。海外で長く活躍してもらいたい半面、早く清水に帰ってきてほしい思いもあります。そのためには彼が戻ってくる場所に我々も戻らなくてはなりません。1年でのJ1復帰。確実に手に入れたいですね。

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