戻りオフサイドとは

戻りオフサイドとはサッカーの反則の1つであるオフサイドの一種です。

オフサイドエリアにいる選手が味方から前方に向かうパスを出された後に、オンサイドエリアに戻りボールにプレーすることの俗称で、ボールにプレーした瞬間はオフサイドではなく見えてしまう場合を表現します。競技規則には戻りオフサイドと名称は明記はありませんが、サッカーの実況や解説で耳にすることもある言葉になります。

そもそもオフサイドは

オフサイドとは、攻撃側チームの選手が得点をするために守備側チームのフィールド内で待ち伏せすることを防ぐルールです。ゴールから2番目に近い守備チームの選手よりゴールに近い位置で攻撃チームの選手が前方に向かうパスを受けるとオフサイドになります。

オンサイドとオフサイド

サッカーはオフサイドとオンサイドのエリアに分かれています。オンサイドエリアではパスを前に出しても反則にならずプレーできるエリアです。

オンサイドエリアは守備側チームの後ろから2番目の選手より前方が該当し、通常はゴールキーパーが守備側チームのゴールに1番近い選手であるため、守備チームのディフェンスの選手より後ろのエリアがオフサイドエリアとなります。オフサイドエリアに入ることそのものは反則ではありませんが、オフサイドエリアで前向きのパスを受けるとオフサイドが成立し反則となります。

戻りオフサイドのルール化

戻りオフサイドはオフサイドがルールとして規定されてから存在しています。オフサイドの始まりは1866年にサッカー発祥の地であるイングランドのフットボール協会が制定した3人制オフサイドです。
その後、1925年に新ルールとして2023年のオフサイドと同じ2人制オフサイドへとルールの改正がなされ、細かい変更はありますが基本的なルールは変わらずに運用されており、サッカーの根幹を形作るルールとして機能しています。

戻りオフサイドがルール化された時期は2人制オフサイドが登場した1925年です。

3人制オフサイドの場合でも理論的には存在していますが、2人制オフサイドが導入されてから戻りオフサイドの頻度が増加しました。2人制オフサイドの導入によりディフェンスラインとフォワードの選手の駆け引きが増加、オフサイドラインの裏に抜けるだけでなく、オフサイドポジションからオンサイドエリアへ降りてボールを受ける動きが戦術として機能したことで、戻りオフサイドの回数も増加していると言えます。

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