ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄氏

「ミスター」の代名詞的存在の長嶋茂雄氏。
ミスタージャイアンツや、ミスタープロ野球とも称されているほど。

打率.305
安打2471
本塁打444
打点1522

と、言う事なしの現役時代の成績ですね。
ただ当時の人々を魅了していたのは単に成績だけではなかったようです。
とにかく派手なプレーや、豪快なプレーがファンを魅了していたのでしょう。テレビでもよく見られる現役時代のミスターの三振も、ヘルメットが吹き飛ぶほどの超フルスイング!簡単なサードゴロでも、まるでファインプレーをしたかのような華やかさ。天性そのものを感じます。
また語録も立派で、とあるクイズ番組に出演されたミスターが、「鯖」という漢字を書けなく、説明を受けたあとの「あー、サカナにブルーね」と、とってもギャグの効いた発言をしてみたり、監督時代の時は、ブルペンで投球練習をしていた阿波野投手と川口投手を合わせて「アワグチ」と呼んだり・・・
でも、これらは全て天然であるのもまた魅了の1つなんですよね。
国民全員から「ミスター」の愛称で愛されるわけですね!

ミスター赤ヘル 山本浩二氏

広島に生まれ、幼少時代からカープファンだったようで、幼い頃から当時弱小チームだったカープを自分が優勝させようと志し野球をはじめたようです。まさにカープ一筋!

打率.290
安打2339
本塁打536
打点1475

と、こちらも言うことなし。
山本浩二選手が在籍した17年間で、弱小チームだったカープは常勝チームと生まれ変わり優勝すること6回。また驚きは、引退をした1986年最後の年も、27本の本塁打を放っているというところ。成績だけ見ればまだまだ現役で通用するだろう?と思わせる中での見事な退き方もカープファンの中では英雄と称えられる要素の1つなのかも知れませんね。
当時はON時代と呼ばれていた巨人絶頂期にあって、カープは彼らにとって大きな壁となっていたことでしょうね。
更にミスター赤ヘルの凄いところは・・・
2012年6月17日 広島東洋カープvs埼玉西武ライオンズ戦の始球式で・・・
本塁打を打ってしまったこと!!!
凄い・・・中途半端なヒットではなく、本塁打を打つところがミスター赤ヘルって事ですね。

ミスタースワローズ 若松勉氏

小さな大打者。現在の現役にイチロー選手がいるように、当時は若松選手がいました。何が言いたいかと言うと、ボヤキのノムさんこと、野村克也氏が「軸をズラして打てるのはイチローか若松だけだろう」と、あのノムさんをも絶賛させる打撃技術の持ち主という事です。

打率.319
安打2173
本塁打220
打点884

長嶋茂雄氏や山本浩二氏のような派手さこそはないが、野球玄人にはとてもウケる、チームに必要とされる選手だったことは間違いなしです。現役時代、規定打席に到達した14シーズン中、実に12回も打率3割超えを果たしています。また、三振の少ない選手でも有名で6808打席の中で、三振はわずか463。更に、220本塁打と、殿堂入りされている選手の中では少ない方ですが、その勝負強さは折り紙付きで、世界のホームラン王・王貞治氏と並ぶサヨナラ本塁打数8本は歴代3位の記録の持ち主でもあります。
口下手でも有名な選手だったのですが、監督となってからもその口下手っぷりは健在で、監督として優勝した時のインタビューでは「ファンの皆様、あの〜・・・あの〜・・・おめでとうございます」と、何ともファンにとっては最高の言葉を発したほど。本当はファンの皆さんありがとうございます!と言いたかったようですが、この名言は同年の流行語大賞の語録賞にまでなったとか。
プレー以外でも、人間性で愛されているミスタースワローズ。

今回、ミスター〇〇について書いていて気がついたことは、プレーヤーとして凄いだけではなく、ファンの心を摑むことのできる、また愛されるキャラクターでなければ、ミスター〇〇と呼ばれるにふさわしくない存在なのだなと感じました。
人間としてとても価値ある存在でなければ、人々を釘付けになんてできないということでしょうか!?
少なくとも、この三方に関しては、十分すぎるほどの存在感という事が共通点としてあげられると感じました。
さて、ミスター〇〇、次は誰が継承しレジェンドとなるのでしょうか!?

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