Jリーグの優勝争いが佳境に

ファーストステージの日程が一部のチームを除いて残り1試合となり優勝の可能性が残るのは2チームのみとなりました。ここで優勝したチームは年間チャンピオンを決めるチャンピオンシップに出場できるようになります。昨年度より2ステージ制が採用されて、昨年のチャンピオンは浦和レッズで、無敗での優勝を飾りました。今年は鹿島アントラーズと川崎フロンターレにその可能性が残されています。

第16節の振り返り

この日の試合を首位で迎えて、アウェイの福岡で最下位アビスパ福岡との試合に臨んだ川崎フロンターレ。開始からホームのアビスパ福岡に押し込まれる時間が続き、前半9分と同15分にアビスパ福岡の金森選手にゴールを奪われ2点をされてしまう展開になります。そのあと、川崎フロンターレの小林選手と大久保選手のゴールで追いつくまではいきますが、反撃もここまで。ここにきて痛すぎる引き分けとなりました。

一方、試合開始前まで勝ち点の差1で追う鹿島アントラーズもアウェイの神戸での試合です。9位のヴィッセル神戸との試合で、前半24分にヴィッセル神戸の北本選手に先制点を許すも、前半終了間際に、鹿島アントラーズの土井選手のゴール、さらに後半5分には遠藤選手のゴールも決まって2-1。このまま鹿島アントラーズが逃げ切って勝ち点3を獲得しました。上記の通り、川崎フロンターレが引き分けたため、最終節を前に順位が入れ替わりました。

最終節の見どころと優勝の条件

土壇場で首位に立った鹿島アントラーズはホームで最下位アビスパ福岡を迎え討ちます。対する川崎フロンターレもホームに大宮アルディージャを迎えて、優勝への望みをつなぎます。どちらの試合も19時キックオフということで目の離せない試合になりますね。前節から含めて、最下位に沈んでしまっているアビスパ福岡が優勝のカギを握っている今シーズン。最終節を迎えて勝ち点36の鹿島アントラーズと勝ち点35の川崎フロンターレ。鹿島アントラーズは勝った時点で優勝。引き分けでも川崎フロンターレが引き分け以下で優勝になります。すると、鹿島アントラーズが敗れた場合。当然川崎フロンターレが敗れた場合は無条件で鹿島アントラーズの優勝ですが、川崎フロンターレが勝てば川崎フロンターレが優勝、引き分けでは両チーム勝ち点が36で並びます。その場合、規定により、得失点差の多いほうの優勝で、川崎フロンターレが引き分けた場合は+16、鹿島アントラーズは敗れると+16以下になります。2点差以上の負けになると得失点では川崎フロンターレが上回ります。1点差で鹿島アントラーズが敗れた場合は得失点差でも並びます。鹿島アントラーズが仮に4‐5で敗れて、川崎フロンターレが0‐0で引き分けると総得点でも並び、当該チーム同士の勝敗となり、その結果は1‐1の引き分けに終わっています。最後は反則ポイントでの順位決定となります。本当に目が離せないですね。

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