現在熱戦が繰り広げられているNBAファイナル。
ウェスタンを制したのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ。
そのウォリアーズの今シーズンの戦いや選手を簡単に紹介します!

ゴールデンステイト・ウォリアーズ

2年連続リーグ首位の勝利数を手にして、昨年同様にファイナル進出。

昨年はチームとして1975年以来のNBAチャンピオン。2年前はウェスタン6位。プレーオフも1stラウンド敗退していたチームが、一気に急成長し、2連覇挑みます。
現在NBA最高のチームとも言えます。

歴代最多のシーズン勝利数を記録

昨シーズン優勝を飾った勢いそのままに、今シーズンも圧倒的な強さを発揮。
シーズン82試合で、連敗を1度もすることなく、勝利を重ねに重ね、最終成績は73勝9敗。

1995-1996年に、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが記録した、シーズン最多勝利数の72勝を塗り替える偉業を達成。

73勝目はシーズン最終戦で決めるというあたりが、劇的なシーズンの象徴です。

スプラッシュ・ブラザーズ

イースタンカンファレンスのチャンピオンである、キャバリアーズを支えるのが”ビック3”であるならば、ウォリアーズは、”スプラッシュ・ブラザーズ”です。

ステフォン・カリーとクレイ・トンプソンの2人のガードから、雨あられの如く突き刺さる3ポイントシュートが、ウォリアーズの醍醐味です。

なぜ”スプラッシュ・ブラザーズ”と呼ばれるといるかというと、彼らのシュートがリングに当たらずフープを直接くぐり抜ける様子が、水しぶきのように見える。「水しぶき=スプラッシュ」から、スプラッシュ・ブラザーズと呼ばれています。

そんなスプラッシュ・ブラザーズの両名を簡単にご紹介です。

ステフォン・カリー

2009年ドラフト1巡目7位で、ウォリアーズ入団。
昨年・今年と2年連続MVP受賞。
父親はデル・カリーで、元NBA選手。スリーポイントの上手い選手として活躍されていた父親のDNAを引継ぐように、現在のNBAで1番のシューターではないでしょうか。

今シーズンのスリーポイント成功数は402本で、自身が持つシーズンスリーポイント成功数を大幅に更新。
と言われてもどれだけ凄いかわからないので、ご説明しますと、今シーズンのチーム全体でのスリーポイント成功数が、1番少ないチームで440本でしたので、カリー1人分と差がないということで、402本という数字の凄さがわかってもらえたと思います。

歴代最高勝利数を記録したチームのエースとして、2年連続MVPプレーヤーとして、2年連続のNBA制覇に挑みます。

クレイ・トンプソン

2011年ドラフト1巡目11位でウォリアーズ入団。
父親はマイカル・トンプソン。元NBA選手で、栄光のドラフト1巡目1位指名をされた選手で、レイカーズ時代にNBA2連覇している選手です。

カリーに、負けず劣らずのシューター。時にはカリーよりも得点をあげる試合もあります。
今シーズン決めたスリーポイント数は276本。NBA歴代3位の数字です。
昨シーズンは、1つのクォーターで1人で37点というNBA記録を打ち立てたりと、爆発力はカリー以上ではないでしょうか。

連覇に挑むこのファイナル。父親と同じ2連覇達成となるでしょうか。

崖っぷちからのファイナル進出

NBA記録を更新など順風満帆なシーズンを過ごし、ファイナルまで、もしかするとNBA制覇まで平坦な道かと思われていましたが、プレーオフに入ってからは、思わぬ苦戦を強いられます。

エースのカリーの負傷・欠場などあり、シーズン中の力強さを感じられぬまま、カンファレンスファイナルまで駒を進めます。
相手はセミファイナルで、今シーズン、ウォリアーズに次ぐ成績を残したサンアントニオ・スパーズを破った、オクラホマシティ・サンダー。

ホームの初戦に敗退。2戦目に勝利するも、サンダーのホームでの第3戦は28点差。第4戦も24点差の大敗。
この時点で、1勝3敗とサンダーに王手。過去プレーオフで1勝3敗になったチームは232チーム。
ここから4勝3敗で勝ち上がったチームは、わずか9チーム。確率にしてわずか3.9%が、ウォリアーズ突破の確率。
しかも残り3戦のうち、1試合が大敗したサンダーのホーム。その第6戦で終わるだろうという声で迎えた第6戦。

終始サンダーペースで試合が進み最終クォーター残り6分を切ってサンダーが7点リード。
決まったと思われた状況から、スプラッシュ・ブラザーズの長距離砲炸裂。特にトンプソンは最終クォーターだけで5本。1試合で11本のプレーオフ記録となるスリーポイントを決め計41点で、この試合の逆転勝利に貢献。

そして最終第7戦。前半6点リードされるも、この日はエースのカリーが、36点と活躍。最終戦も勝利をして、1勝3敗という崖っぷちからの2年連続のファイナル進出です。

シーズンで9敗、連敗は1度もなかったチームが、サンダー相手に連敗をしわずか2週間足らずで3敗もしている状態を不安要素と捉えるか。
1勝3敗からの勝利を、ディフェンディングチャンピオンの底力として捉えるか。

ファイナルではどんな姿をウォリアーズが見せてくれるのか注目です。

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