先日、石川遼選手が初の国内メジャー制覇を果たし、ツアー通算13勝目を挙げて優勝賞金4,000万円を獲得し話題となりました。
ゴルフといえば社会人になって会社の上司と…、取引先の社長と…、というようになにかと「大人」なイメージがしがちですが、最近では小学生以下に向けたのゴルフレッスンが常に予約でいっぱいの人気となるなど、単に会社のお付き合いの手段、ではなくれっきとしたスポーツとしても非常に人気が高まっています。

ゴルフ初心者はまず練習で俗にいう打ちっぱなしなどへ赴き、ドライバーや各種アイアンの練習をするのが常ですが、いざゴルフ場デビュー！となると途端に頭を悩ませるのがその服装。
よくテレビなんかで見かけるプロ選手のような服装にすればいいのかな？と暗に思っていても、実際には紳士のスポーツ、きちんとしたルールが設けられているゴルフ場などもあり注意が必要なのです。
またせっかくだからオシャレにファッションとしても楽しみたい！という女性のかたもいらっしゃることでしょう。

そこで今回はゴルフコースデビューの前に是非押さえておきたいゴルフファッションの基本についてご紹介したいと思います。

ゴルフファッション、というとついつい効果なゴルフウェアで揃えなければならないと思ってしまいがちですが、基本的にはポロシャツにチノパン、などで十分です。
「きちんとしたゴルフウェアじゃないとゴルフ場に入れないのでは？」なんて心配になるかもしれませんが、意外にそうでもありません。
ただしゴルフコースは大抵が山間にあり、朝夕の寒暖差が激しかったり、自宅周辺と全く気候や温度が違う、なんてこともよくあります。必要に応じて防寒具や機能性アンダーウェア、雨具も用意するようにしましょう。

ゴルフもれっきとしたスポーツなので基本的には動きやすい服装が理想ですが、普段履いているデニムやジャージ姿といったカジュアルな服装ではNGです。
この判断が難しい、という方は、動きやすくかつそのままパーティなどのフォーマルな場所にいっても問題のない服装であるかどうか、という観点でチェックしてみると良いでしょう。
またその際には自分自身が他人にどう見えるか、という視点も大切です。
なぜなら一緒にプレイするゴルファーは、あなたがどの位ゴルフのルールやマナーを理解しているのか、一緒にラウンドするのに相応しい人であるのか、を判断をする材料としてまず服装に注目するからです。

仮に高価なゴルフウェアを着ていたとしても、着慣れていないものであれば、どうしても着こなしや振る舞いに現れてしまうもの。
ゴルフショップで気に入ったウェアがあったらまずは試着してみるようにしましょう。

では具体的にどんな服装をすればよいのか？となるとその場合参考にすると良いのは、様々なプロゴルフツアーの表彰式での、プロゴルファーやギャラリーの服装です。
よく見ていると綿素材で鹿の子編みのポロシャツにチノパンという姿の人がとても多い事に気がつくと思います。
この服装はそのままジャケットかブレザーを羽織ればパーティウェアとして十分通用するもので、ポロシャツは通常のシャツとは違ってあまりしわにもなりませんし、襟もついているのでスポーティでありフォーマルなイメージを演出することも出来るのです。

そしてチノパンは、古くはイギリスやフランスで軍服に採用されており、活動的でもあり式典などにもそのまま参加できる便利な物です。
サイズが合っていてダボついた感じさえなければビジネスでも多くの方が利用していますし、決してカジュアルウェアというイメージは付きません。
これらの理由によりポロシャツとチノパンは多くのゴルファーの方が利用しているのです。

女性のかたも基本的にはこのルールで服装を選ぶようにすると良いでしょう。
地味すぎず、派手すぎず動きやすい服装を基準として考えるようにし、チノパンを履かない場合はスカートの丈があまり短すぎないものを選ぶようにすると良いでしょう。
なれないうちは女性プロゴルファーの方の服装をお手本にするようにし、ワンポイントで個性を出すようにしてみましょう。

ゴルフファッション、いかがでしたでしょうか。
ゴルフデビューするからといってわざわざ高価なゴルフウェアを揃える必要はありません。
万能アイテムであるポロシャツとチノパンを活用するか、そうでない場合でもキレイめのスポーツカジュアルであることを意識して服装を選ぶようにすれば、ゴルフウェアとして十分通用します。
慣れてきたら少しづつ自分自身のスタイルを見つけ、流行などを1つ取り入れるなど、自分に似合ったゴルフファッションを創りあげていきましょう。