ご存知ですか?美味しいチャイの嬉しい秘密

今から20年前、私はその飲み物と出会いました。当時の私はその飲み物が放つスパイスの強烈な香りに顔を歪めました。しかし、恐る恐る飲むと、そのコク深き味わいに衝撃を受けたのを今でも覚えています。当時はピンと来ない名前でしたが、それが私と『チャイ』の出会いでした。以来、私はチャイの虜です。

いまやお馴染みになったインド式ミルクティー『チャイ』。実は健康にも良いのです。その美味しくてカラダに嬉しい秘密を探ります。

チャイってなに? ミルクティーとどう違うの?

まずはご存じない方のためにも、『チャイ』をご説明します。
発祥はイギリス植民地時代のインド。当時、インドで栽培されていた良質な茶葉はヨーロッパへ運ばれ、それ以外の良質でない茶葉だけがインドに残りました。この茶葉はあまりに苦く、ミルクを入れてやっと飲める代物だったようです。これにさらに美味しく飲むために砂糖や香辛料を加えられたものがチャイの原型と言われています。

ちなみにミルクティーとの違いですが、日本ではシナモン等の香辛料を用いたインド式のものを『チャイ』と呼ぶことが多いようです。

茶葉を水や熱湯で煮出して、ミルクを加えたのが『ミルクティー』。茶葉をミルク(もしくはミルク+お湯)で煮出したのが『ロイヤルミルクティー』です。『チャイ』も同じように茶葉を水やミルクで煮出しますが、やはりスパイスを加えるのが一番の特徴で、マサラティーとも呼ばれます。マサラとはヒンズー語でスパイスの混合物や香辛料の総称を意味しています。

実は紅茶にも!紅茶が秘めたカラダにいい効果

そもそも紅茶自体に、様々な効果があるのをご存知ですか?
紅茶に含まれる抗酸化物質『紅茶フラボノイド』にはカラダの老化の原因となる活性酸素に対抗する力があり、コレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ効果があるので、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を予防する効果があります。
さらに『カフェイン』には精神安定やストレス解消などの高いリラックス効果や自律神経を整える効果があると言われています。

盛りだくさん!スパイスに秘められた嬉しい効果

そして一番の特徴であるスパイスには色々な種類があり、効果も様々。ここでは主なスパイスの効果を上げてみましょう。

ジンジャー:胃の働き、血行、新陳代謝を良くする。のど、めまい、手足の冷え、腰痛にも効果あり。
シナモン:腹痛、下痢、嘔吐と胃の調子を整える
カルダモン:疲労回復、整腸作用、カラダを冷やす
コリアンダー:健胃、解毒作用、睡眠作用
アニス:腹痛、咳、喘息、気管支炎、血行障害
クミン:食欲増進、下痢、腹痛、消化促進、解毒作用
クローブ:抗菌作用、口臭止め

以上の様に様々な効果が期待できるチャイ。これは飲まないわけにはいきませんね。
インド料理屋さんで本格的なチャイを味わうのも良いですが、今ではおうちでチャイを楽しむ方も多いようです。みなさまもチャイを美味しく堪能してみませんか?

関連するまとめ

脇役と思われがちなクレソン。実はメインの料理を引き立てるだけの野菜ではないのです。

クレソンは、肉料理などの付け合わせとして見かけることから、脇役としての印象が強い野菜かもしれません。 しかし…

栄養価満載のレバーを食べよう!

嫌いな人や好んで食べない人も多いレバー。 そんなレバーをオススメする理由とは?!

関連するキーワード