冬こそ紅茶!!インフルエンザや口臭予防にも!!
紅茶は世界で最も生産量が多いお茶です。各国の文化や暮らしをより深く、そして豊かにしてきた歴史がありますが、いちばんの魅力は「安らぎ」や「活力」といった“味覚”を超えた力があるからだと言われています。今回は、冬こそ、紅茶を飲むべき理由を紹介します。
インフルエンザの予防に効果あり!?
紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」には、インフルエンザの感染に関わるタンパク質分解酵素(Rgp)の作用を抑える働きがあります。このタンパク質分解酵素(Rgp)は歯周病原菌の一種を分泌しており、歯肉炎や歯周病を悪化させるだけでなく、インフルエンザウィルスの感染を促進させているそうです。つまり、紅茶を飲むことで、タンパク質分解酵素(Rgp)を抑え、歯肉炎や歯周病、インフルエンザの予防にも効果があると言われています。
また、紅茶ポリフェノール自体にもこの歯周病原菌の生育自体を抑制する効果やタンパク質分解酵素(Rgp)を阻害する効果があり、なんと通常飲用時の約1/100の濃度で認められているそうです。
さらには、殺菌効果の強い「テラフラビン」や「カテキン」を多く含んでいるため、風邪やインフルエンザウイルスの働きを抑えて、感染を未然に防ぐ効果が高まります。仮に、体内の細胞にウィルスが感染してしまった後でも、そのウィルスの増殖を食い止めることができるとも言われているので、冬に温かいお茶を飲むなら、インフルエンザ対策が期待できる紅茶がより良いと言えるでしょう。
紅茶の酵素が血糖値上昇を抑制!?ダイエット効果も‼
さらに紅茶には、糖の分解を抑制することで、腸で吸収される糖の量を減らして血糖値の上昇を抑える効果も確認されています。血糖値が急激に上がったり、高い状態が続いたりするとメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病のリスクが高まるといわれており、食事をしながら紅茶を飲むことで、食後の血糖値の上昇を抑えることが出来るのです。
紅茶にはダイエット効果も期待できます。紅茶を食事中や食後に楽しめば、紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」を食事と一緒に取れ、食事による脂肪の吸収を抑えることができます。また、最近注目されているのが、脂肪の分解を活性化する効果です。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動の前に40分前に紅茶を摂取することで得られると言われています。しかも、紅茶には体を温める効果がある為、基礎代謝を上げる事ができ、同じカロリーを摂取したとしても基礎代謝が高い方が、より効果的に栄養素を使うことができ、脂肪の燃焼を高める事ができます。基礎代謝が高いとカロリーを消費しやすい身体になれるので、ダイエット効果も高いと言われています。
もちろんこの場合は当分控えめの紅茶が良いですね。ストレートの紅茶はノンカロリーです。砂糖やミルクを入れてしまうとカロリーが増えてしまうので要注意ですが、おやつを食べる習慣のある方は、代わりに紅茶を飲めば、一日のカロリー摂取量を減らすことができるのでおすすめです。
紅茶のフラボノイドが口臭予防にも役立つ!?
また、紅茶に含まれるフラボノイドなどは、ニンニクのにおい成分である「メチルメルカプタン」を消臭する効果が高いことが判明。紅茶を飲んだ場合、水や緑茶に比べると「メチルメルカプタン」の量が1/3~1/5に減少する実験結果も出ています。
官能評価でも分析値以上にその差が大きくなりましたが、これは紅茶の香りによるマスキングが効果に関係していると考えられています。においが気になるものを食べたら、紅茶を飲んでおくと口臭が抑えられて安心です。
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