食後2時間位の有酸素運動がちょうど良い

有酸素運動はどの時間帯に行うのがベストなのでしょうか。こういう問いに対しては、朝が良いのか、昼間が良いのか、あるいは夜が良いのかと考えてしまいがちですが、運動とエネルギーの観点で考えるほうがわかりやすいでしょう。

つまり、運動するためにはエネルギーが必要ですから、空腹の状態で運動をするのには無理があります。では、食べた直後に運動をすればよいのかと言うと、ここは胃腸が活躍して食物の消化に専念すべき時間帯ですから、激しい運動を控えたほうがよいのです。これは、食後すぐに風呂に入らないほうがよいのと同じです。ですから、食後2時間程度経ってから有酸素運動をするのが最適と言えるでしょう。

それと、運動後すぐに食事をとると、運動のダイエット効果がなくなってしまいますから、これも2時間程度経ってからにしたほうがよいでしょう。

規則的な呼吸のリズムで行う有酸素運動

有酸素運動の呼吸方法としては、息を吸う、息を吐く、息を吸う、息を吐く、という具合に、規則的なリズムを維持するコツをつかむことが肝要です。これができれば、長時間の運動が可能になってきます。

この原理は、水泳を考えればよくわかります。息を吸うためには、水の中で息を吐いておかなければなりません。水の中で充分に息を吐くから、顔を上げた瞬間に息を吸うことができるのです。そして、この吸った息を、また水の中で吐く、この繰り返しです。そして、これができなければ、水の中で泳ぎを継続させることはできませんし、溺れて死んでしまいます。

ジョギングの場合には、呼吸方法がまずくても死んでしまうことはありませんが、苦しくなって直ぐに歩いてしまいます。しかし、これをマスターしますと、いつまでも走ることができるようになるのです。

夜の運動には注意をしましょう

有酸素運動の注意点としては、20分以上継続していないと運動の効果がないということがあります。これは、ジョギングなどをしていますと、ちょうど20分位経った頃から汗がじわじわと出てきますから、実感としてわかると思います。

それから、サラリーマンの方が会社から帰宅して、フィットネスクラブ等で運動をする場合には、どうしても夜の時間帯になってしまいますが、そうすると運動によってお腹が空き、深夜に食事をとるという生活習慣になりがちです。運動をした後に気持ちよく食べているのですから、健康的なようにも思えるのですが、こういう生活習慣が続いてしまうと、健康にはよくないと言えます。

できれば、20時以降の食事は控えたほうがよいと言われていますので、サラリーマンの方は運動と食事と仕事のバランスを考える必要があるでしょう。

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