疲れを感じるときは生活習慣を見直そう
疲れやすいなと感じたとき、生活習慣を見直すことで改善につながるそうです。
睡眠を改善しよう!
疲れやすいと感じたとき、「睡眠」をとることが対処法の1つとして挙げられます。
睡眠は脳や身体を休める効果があるとされるため、適切な睡眠時間を確保するよう心掛けることが大切です。適切な睡眠時間についてはある程度の個人差があるので一概に言えませんが、1日あたり6~7時間の睡眠が一番死亡率が低いとの研究結果もあります。そのため、あくまで目安ですが、7時間程度の睡眠をとることができれば健康な生活を送るには十分となることが多いです。
加えて、質のよい睡眠をとることも疲れをとるうえでは重要となります。寝室の照明や枕の高さを自分に合うように調整することで、心地よく眠れるように工夫しましょう。
入浴法を改善しよう!
適切な「入浴」をすることも、疲れやすいと感じたときの対処法として有効です。
体を温めることによって血流がよくなり、血液の循環を通して体内の老廃物が回収されるため、疲れが残りにくくなります。浮力が作用することによって全身の筋肉が緊張から解放され、全身のリラックスにつながることから疲労の回復が期待できるのもポイントです。また、全身に水圧がかかることにより、血流だけでなくリンパの流れもよくなります。むくみやだるさといった症状改善へと繋がるので、可能であればなるべく入浴は欠かさないようにするとよいでしょう。
ただ、湯温が熱すぎたり、長時間湯船につかったりすることは、かえって体を疲れさせてしまうこともあるので、40℃以下のぬるめのお湯に10分ほど浸かるようにすると良いでしょう。
食事を改善しよう!
食事をきちんと摂ることも大切です。疲労時に限らず体を動かすためには、食事により必要なエネルギーを摂取することが重要です。健康を維持するためには、1日3食を栄養バランスも踏まえたうえでしっかり食べる必要があるのです。
特に疲労に関係するところであれば、糖質の代謝に関与するビタミンB1・B2や、疲労回復に効果があるという鶏肉などに含まれるイミダペプチド、運動能力を保つために必要なカルシウム、鉄といった成分をとることが求められます。
また、体に負担をかけない食べ方も心がけておくとよいかもしれません。よく噛んでゆっくり食べるようにすることで、食べ物の消化吸収をよくして胃腸に負担をかけずに栄養を摂取することができます。食欲のない場合には、山芋やオクラといった、消化しやすく胃に優しい食品で栄養をとるようにするとよいでしょう。
姿勢を改善しよう!
姿勢の改善も大事です。パソコンやスマホを長時間使用する際は、同じ姿勢をとり続けなければならないことが多くあります。長い間姿勢を変えずにいると、一部の筋肉が緊張し、疲労の原因物質である乳酸が溜まってしまうのです。加えて、筋肉を動かさなければ血行も悪くなっていき、なかなか疲れが取れなくなってしまいます。そのため、座るにしても正しい姿勢を心がけておくことで、なるべく筋肉に負担をかけないようにすることが大切です。また、血行をよくするために、首や肩をほぐしたり、腕を伸ばして手のひらの向きを変えるといったストレッチを試してみるのもよいでしょう。
運動習慣を改善しよう!
運動習慣も見直しましょう。適度な運動には、筋肉に溜まった乳酸をスムーズに排出する効果が期待できます。体を動かすことによって血液の循環もよくなるため、疲れにくい元気な身体作りができるようになるのです。ただし、あまりハードな運動をする必要はありません。自分のペースで楽しみながらできるような強度で行うことが大切です。例えば、ジョギングであれば走りながら会話ができるスピード(心拍数が毎分120~130程度を目安)で20~30分程こなし、軽く汗ばむくらいがちょうどいいでしょう。
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