サッカーの戦術の基本は攻撃型と守備型のふたつ

サッカーは流れのスポーツであり、攻めと守りが早い展開で切り替わっていきます。そのため、試合に勝つためには「シュートを決めること」「失点をしないこと」を同時に行います。

いわゆる攻撃型の戦術というのは、「シュートを決めること」への比重を多くしたもので、守備型の戦術というのは「失点をしないこと」により重点を当てた戦術になります。

攻撃型の基本はふたつの戦術

攻撃時の戦術について基本的なものは2つ。

一つ目の攻めの戦術が「ショートパス型」で、選手同士があまり距離を取らずに、細かくパスを交換しながらゴールを狙う戦術です。

選手同士の距離が近いため、相手ディフェンスにボールを取られる危険は減りますが、ボールタッチの回数が増える分、選手たちの足下の高い技術が求められます。

ボールの支配率を高くし、確実なパスワークで相手を崩すこの戦術は「ポゼッションサッカー」とも呼ばれることがあります。


もう一つの攻めの戦術が「カウンター型」で、相手選手からボールを奪ったら、素早く前にボールを送り速攻を仕掛ける形です。「ショートパス型」では細かくボールをつないだのに対し、「カウンター型」では比較的距離の長い、縦のパスを積極的に狙っていきます。

相手のボールを奪ってすぐは、守備の形が整っていないので、非常に効率的な攻撃ができるのがこの戦略の特徴です。

この戦略を実践するためには、ロングパスを取るための球際の強さや足の速さ、ボールの落下地点を予測するポジショニングの正確さが求められます。こちらの戦術は素早く大胆に攻めることから「リアクションサッカー」とも呼ばれます。

守備型の基本もふたつの戦術

守備における戦術で基本的なものも2種類。

一つ目が「ハイプレス型」の守備の戦術で、ボールが自陣に入ってくる前から積極的にプレッシャーをかけていき、相手のミスを誘い、ボールを奪う戦術です。

相手ゴールに近い位置でボールを奪えるため、ゴールまでの距離が近く、得点につなげやすいです。ただ、プレッシャーをかけるためにディフェンスが前に出るために、裏を取られたり、縦のパスをつなげられた際には、得点をされやすいシチュエーションになってしまいます。


2つ目の基本的な守備の戦術が、「リトリート型」です。

サッカーの守備は、相手チームにボールを奪われ、キープされたところから始まります。そのとき、プレッシャーを素早くかけてボールを奪い返しにいくのが守備の基本と言えます。それとは逆に、ボールを奪われたらすぐに自陣にもどって、守備の陣形を整え、敵の攻撃に備えるのが、「リトリート」と呼ばれます。

陣形を整えてディフェンスをすることができるので、数的不利な状況を防ぐことができ、カウンター対策としても効果的です。

チームの戦術は攻撃型と守備型の組み合わせで作られる

戦術は基本的に、オフェンスの型から1種類、ディフェンスの型から1種類、それぞれを組み合わせてだいたいのチームが戦術を作っていると言われているそうです。

例えば、「ショートパス型×ハイプレス型」の攻撃的な戦術や、「カウンター型×リトリート型」の守備をしっかり守って速攻を狙う形など、チームによって戦術は様々のようです。

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