2022年高校野球夏の選手権大会は、宮城県の仙台育英高校が優勝を果たしましたね。
初めて東北に優勝旗がわたりました。
東北勢が勝ち上がるたびに、白河の関越えなるかという言葉も聞いた事がある方もいるのではないでしょう。
今回は白河の関について、少しですが紹介したいと思います。

白河の関

「白河の関」とは、鼠ヶ関(ねずがせき)、勿来関(なこそのせき)とともに奥州三古関の1つに数えられる関所です。福島県南部の白河市内、栃木県那須町との県境から約3キロほどに関所跡があります。白河市のホームページによれば「奈良時代から平安時代頃に機能していた国境の関で、当時は人や物資の往来を取りしまる機能を果たしていた」とのことです。江戸時代の俳人・松尾芭蕉が「みちのく路への第一歩を踏み出した」思いを込めて「白河の 関にかかりて 旅心定まりぬ」と詠んだといい、古くから「東北の玄関口」と認識されていたのです。

優勝旗に届いてない県

「白河の関越え」がよく取りざたされるため、東北だけが取り残されているイメージを持っている人もいますが、夏の甲子園優勝がない県は東北の仙台育英(宮城)を除く青森、山形、岩手、秋田、福島に加え新潟、富山、石川、福井、山梨、滋賀、岡山、鳥取、島根、長崎、熊本、宮崎、鹿児島と18県もあります。
うち福井、岡山、長崎、熊本、鹿児島は選抜大会での全国制覇はあり、春夏通じてゼロというのは13県。15年選抜で敦賀気比(福井)が東海大四(北海道)を下して優勝した時には、「北陸に初の大旗」として大いに盛り上がりましたね。

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